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橋口玲子先生は内科・小児科医、医学博士。中国医学を中心に、西洋医学・ハーブ療法・アロマセラピーなどを取り入れた医療を実践されてます。
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by 緑蔭診療所 |
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ニンバドン・ラバラッコラム |
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2013年が始まりました。今年が穏やかで、明るい話題の多い年になるといいですね。でも今の時期は、入学試験や就職活動の面接で緊張が続いている方も多いことでしょう。今回はそういう時に役立つ緊張緩和法のお話です。
「ニンバドン・ラバラッコラム」、このおまじないのような、どこかユーモラスな名前は約1500万年前にオーストラリアに生息していた有袋類の一種のことです。見た目はコアラに似ていて、体重は70㎏くらいあったと推定されているそうです。しかも、その大きさにも関わらず、コアラ同様、樹の上で生活していたのではないか、という記事が2012年11月29日の朝日新聞朝刊に出ていました。その記事にはオーストラリアの研究チームがアメリカの科学誌に発表した復元予想図も載っていましたが、コアラとクマの中間のようなユーモラスな姿はニンバドン・ラバラッコラムという名前とぴったりです。新聞記事のキャプションの「太古のコアラ デカかわいい」もうなずけます。
試験や面接の前などに「ニンバドン・ラバラッコラム、ニンバドン・ラバラッコラム」と頭の中で唱えてその姿を心の中でイメージすると、緊張が解けて気分を切り替えるのに役立ちそうだと思いませんか。ふと微笑みが浮かぶようなイメージは、心と体の力を抜くスイッチになります。ニンバドン・ラバラッコラムでなくても、大好きな人の笑顔やペットの仕草を思い浮かべながら名前を唱えるのもいいでしょう。携帯電話の待ち受け画面にリラックスのスイッチになる写真を張り付けている方も多いと思います。意識的にリラックスを促すために用いれば、立派な緊張緩和のセルフケア・メソッドです。
姿をイメージするだけや写真を見るだけよりも何か言葉を頭の中で唱えるほうが、より気分転換が促されます。お経を唱えたり、呼吸法を行なうときに頭の中で数を数えたりすると雑念が浮かびにくくなるのと同じで、その瞬間は目の前のストレスから心が自由になるのですね。リラックスのスイッチとしてはニンバドン・ラバラッコラムのような現実的な意味のない言葉の方が向くでしょう。自分専用の緊張緩和のキーワードを持っておくと、日々のちょっとしたストレスをかわしていくのにきっと役立ちます。
ところで、ニンバドン・ラバラッコラムに興味のある方は、朝日新聞のサイトを検索していただくと、カラーの復元予想図をご覧になれます。
朝日新聞デジタル 体重70キロ! 豪州の古代の森に巨大コアラ?
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ペコ さんより |
遅ればせながら
緑蔭だより10周年の記事を拝見いたしましたので、
初めてコメントさせて頂きます。
常々思っていたのですが
先生のファンはもちろん
通院していらっしゃる方、パソコンで調べ物をするのはお子さんにお任せ
という世代の方々は
緑蔭だよりが存在するのをご存知なのでしょうか
私の家だけかも知れませんが
長年通院している家族ですら
生活、セルフケアの役に立つ
この良いブログを知らずに通院していた
もったいない事実が発覚しました!
病院内などでブログの告知を
なさってはいかがでしょうか
玲子先生の診察でのアドバイスを
ブログで反芻出来るチャンスを、
より多くの人に掴んで欲しいと願います。
セルフケアの輪が少し広がる気がします。 |
at 2013-02-09 00:08
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