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気まぐれ日記
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内弁慶で小悪魔な娘、どすこい!妹ちゃん、短気でオヤジなママ、鼻デカで優しいパパがおくる日々♪
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☆プロフィール☆           【ママ(私)】38歳。O型。主婦。   愛媛県出身。短気でオヤジな性格。妹ちゃんが園児になって自分の時間が少しできました・・・ボツボツ仕事やってます。 特技:塗り壁メイク 好きな事:料理 嫌いな事:掃除  ******************************【パパ(旦那)】34歳。B型。会社員。おおらかな性格。旅行と子供が好き。結婚してますます痩せて、現在健康診断『要観察』妻のストレスからか??(笑)           ******************************【娘】9歳。B型。小学3年生になりました!お友達が沢山出来て楽しい学校生活を送っています。パパっ子。キャラクター物をこよなく愛す。4歳から始めたバレエを頑張っています。好きな物:チョコレート。嫌いな物:緑色の野菜。将来の夢:タカラジェンヌ      ******************************【妹ちゃん】5歳。年中児です♪愛嬌抜群^^笑顔が最大の武器。クルクルパーマ。歌と踊りが好き^^面白い替え歌を歌って和ませます。3歳からバレエ頑張ってます^^好きな物:とにかく食べる事・親指・睡眠・お風呂・娘。嫌いな物:姉のお下がりの細い服、どすこいっ!         ******************************こんな4人家族が巻き起こすドタバタな毎日です(^Q^)/~                                   ******************************※記事に関係のないコメント&トラバは見つけ次第削除させていただいております。            ☆親愛なる全国の奥様方へ☆          怪しい内容のURL入りのコメはクリックしないようにご注意ください!!
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まさか、こんな事って・・・
  | ママ・母親 | 2010-07-13 14:58 |

母親にとって、小児科掛かり付け医ってなんだろう・・・
何が痛くて、どこが辛いのが分からない小さなわが子、
熱でグッタリするわが子・・・
それを診察して、笑顔を戻してくれる。

娘を出産して最初に掛かり付けにしたのは総合病院の女医。
何がいいとか悪いとかでなく、決め手はズバリ女医!!
極度の内弁慶モジ子娘が最も苦手としたのは知らないおじさん。
医者が知らないおじさんなだけで、暴れて診察になどならない。
だから女医は外せなかった。

幼稚園に入園して、娘の内弁慶も少し緩和して・・・
掛かり付けを園医でもあったおじいちゃん先生に変えた。
この先生、発熱したら必ず体温を表にさせる先生。
面倒だけど、1日3回以上は必ず検温して通院。
このおじいちゃん先生、経験からか熱のグラフでズバリと言い当てる
診立ては最高の小児科医だった。
先生が『こういう場合、熱が下がった時に嘔吐するから気をつけて』と言えば。
子供は熱の下がる時に嘔吐し・・・
その時の注意する事や薬なども前もって処方してくれるから、
先生の指示にさえ従えば間違いがない!!
そんな安心感があった。
姉妹とも本当にお世話になった。

そんな掛かり付け医とも転勤でお別れ・・・

こちらに来てから、小児科をどうしようと迷った。
近所の挨拶回りついでに子供の居る奥さんに小児科のリサーチをした。
私が掛かり付け一番候補に思っていた便利な近所の小児科。
先生の評判がすこぶる悪く、誰も掛かり付けにしていなかった。

『腕はいいらしいんだけど・・・』

皆口々にそう言う。
それでも、まぁ腕はいいなら便利なのがいいんじゃないかと、
最初に掛かったのは近所の小児科、最初にお世話になったのは妹ちゃん。

娘と違って今まで小児科でなど一度も泣いた事がなかった妹ちゃんが診察で号泣。
この小児科は親の抱っこで診察は絶対にやらない、主には診察台に横にさせての診察。
そして、先生の雰囲気が今までの先生と全く違う・・・
病気の対処方法も全く違う・・・挙句はブラックジョークだ。
深刻に受け止めると、『何?この先生??』みたいな気分になる。
便利だけでここを掛かり付けにしていいものか、何度も悩んだ。

気難しい娘ならきっとこんな小児科は嫌だと号泣してくれるに違いない!!

娘が受診したら、私は小児科を変えざるを得ないと思わさせてくれると思っていた。
きっと変える背中を押してくれるだろう・・・やはり便利だけではダメだと。
がっっ娘は泣きもせず、『先生優しいからここでいい』と言った^^;
そんな訳で、そのまま近所の小児科に通い続け掛かり付けにした。

風邪なら今までは青鼻になって咳が出て小児科に行くか・・・
しかし、そんな状態でこの小児科に掛かればかなりの嫌味を言われる

『これは相当前からでお母さんが悪化させたな~』

なので、ハナタレの段階ですぐ掛かるようになった。
お陰で、悪化する事もなくガッツリ抗生物質を入れる先生なので治るもの早い。
咳が酷く肺の音が悪ければ即外出を禁止されるけど。
すぐ吸入してくれて、外出もブツブツ言いながらも最小限にするから回復も早い。
嘔吐や下痢をすれば、過酷な絶食を言い渡される・・・
でも、まずはお腹を空にして休ませないと薬も効かないと言う先生の理論も理解できるし、
実際それで治してもらってきた。

朝が来たら、小児科に行こうねもう少しだからね!!

なんどそんな夜があっただろう。

半年も通えば先生の嫌味に慣れた自分が居て、
1年も通えば、先生の嫌味に面白おかしく返答できるようになった自分が居た。
今ではちょっとした気の合う友達くらいのノリだ。
慣れとは本当に恐ろしい(笑)

先週は手足口病で小児科に3日通った。
初日、娘の手と足とお尻と口を見て、先生は

『もう診なくても何か分かったわ、しかし流行遅れよお母さん・・・今頃?って感じ。
あ~!!来年の先取り??』


いつものようにブラックジョークを飛ばしていた。
そしていつものように早口でまくし立てるように髄膜炎が怖いから注意症状が出たらすぐ来るようにねと言った。
翌日娘は注意症状の発熱と頭痛、すぐに小児科を受診。
この日もブラックジョークを飛ばし笑っていた。

金曜日、妹ちゃんにも手足口病が移り、娘は嘔吐して姉妹で受診。
娘は点滴+座薬+絶食、薬飲み切りで後は大丈夫と言われた。
妹ちゃんは、注意症状があればすぐ受診、なくても必ず月曜に受診してね。
そう言われた。

そうして月曜いつものように朝電話予約してから小児科へ。
妹ちゃんだけ診察だけど、娘は学校が臨時休業で一緒に行く事に。
何だかいつもと様子が違った・・・
玄関先では『もう1時間待ってるのにまだ呼ばれない』と携帯片手にブツブツ言う母親。
受付に診察カードを出すと、受付に『代診のお知らせ』

先生どうしたのかな?体調不良??

なんて思いながら、1時間押しのひしめく待合に座った。
程なくして、同じ園に通うココを掛かり付けにしたお友達のママからメール。







先生、昨日亡くなったって・・・


え??何??今、小児科居るけど??

頭が混乱して意味が分からなかった。
そんなバカな・・・先生まだ若いし、え?でも、だから代診なの??うそでしょ・・・
居ても立っても居られなくなって、看護婦さんに聞いてみた。

事実だった・・・

そこから待ち時間の1時間、ここを掛かり付けにしてからの2年が走馬灯のように頭をよぎった。
日曜日にも急患を診てくれる先生だった。
一度娘が2日目嘔吐で朝駆け込んだ、受付やら看護婦さんはお休みさせて。
先生が自分でカルテ出して、受付もして一人きりで診てくれていた。

親には嫌味連発でも子供には優しかった・・・
先生と最後に言葉を交わしたのは何だっただろう??

1時間待ってようやく順番が来た、見慣れた診察室。
当たり前だけど、そこに先生の姿はなかった・・・
妹ちゃんのカルテを開く代診小児科医。
カルテには先生の見慣れた文字・・・3日前にそこで書いている先生の姿を思い出した。

いつだったか妹ちゃんが小児科に行く前に黒い折り紙を三角に折って・・・
勿論折り紙などまだ綺麗になど折れる歳ではなくてね、ただグシャグシャ折ったら三角っぽくなった折り紙。
妹ちゃんは『おにぎり~♪』というけど、黒い折り紙で全く可愛くもない。
それを先生にプレゼントすると聞かなくて・・・
こんなゴミみないなのを?って思いながも言っても聞かないので持たせた事があって。
妹ちゃんは本当にそれを恥ずかしそうに先生に差し出した。

そうしたら先生とっても喜んでくれて、暫くデスクに飾ってくれてて・・・
その後は大事に妹ちゃんのカルテに貼ってくれてた。

カルテに貼ってある妹ちゃんのおにぎり見たら、代診の先生の話なんて上の空で。
あの時の先生の表情や、妹ちゃんの嬉しそうな顔・・・涙が出そうだった。
妹ちゃんは1歳から掛かってるこの先生が本当に大好きだった。

診察の前に姉妹には先生が亡くなったと話した。
二人共身近な所で『人の死』を経験した事がない・・・

『なんで?先生にもう会えないの??』

娘はずっと何で?と質問を繰り返した。
妹ちゃんは理解できない・・・診察が終わってもニコニコ笑っていた。
診察が終わって、上の空のまま帰宅した。
姉妹と先生の事を話した。

娘は『先生はきっと神様の所へ行って病気のお友達を治してるんだね^^』
妹ちゃんは『先生はお星様になった^^』

それぞれ先生の死を解釈したようだった・・・。
私は(勿論子供達もだろうけど・・・)まだピンとは来ない。
先生に最後に出来る事を考えた。

感謝・・・
今までありがとう・・・


子供達はお手紙を書いた。
娘は沢山の色を使って、先生と娘と妹ちゃんと虹と花畑。
『●●せんせい びょうきを なおしてくれて ありがとう』そう書いていた。



妹ちゃんは先生の顔を書いた。
下にある×?+を書きながら『せんせいありがとう』と言っていたので私が代筆。



子供達の感謝の気持ちが先生に少しでも届くといいけど・・・
通夜かお葬式に届けようと考えています。

それにしても、先生の最後のブラックジョーク・・・キツすぎます(泣)


お世話になりました!!ありがとうございました!!

そして、どうか安らかに。。。



by 妃乃芽 | トラックバック(0) | コメント(4) |
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コメント
妃乃芽 さんより
本当に衝撃的な出来事でした・・・。
その後、先生のお葬式に参列までしないけど、最後にお礼は言いたくて行ってきました。
ガッツリ喪服も変なので、黒いスーツ系の服で行きました。
最後に診察して貰った時、また週明けに来るしとサラッと帰った気がしてね、最後にきちんとお礼したかったのです。
会場は葬儀会館で、すべて貸切で大きな立派な病院葬でした。
参列者が多いだろう事を予測して2・3階にもモニターを入れた部屋を用意してあったようです。
祭壇のあるホールに入れば、大きな遺影にいつもの先生の笑顔。
『どうしました~?』って今にも言いそうでしたよ。
先生は58歳・・・医者としたら、まだ若いのに。
本当に亡くなったんだなって実感しましたよ。
手を合わせ深く一礼して先生に最後に感謝しました。
会場を後にする前に、病院でお世話になった看護婦さんにもお礼を言いました。
最後に行った日、動揺のあまり病院がなくなれば看護婦さん達とももう会わない事に気が付かず何もお礼も言わず帰ったんですよね。
『今まで本当にお世話になってありがとうございました』と言うと看護婦さん達泣いていました。
子供達のお手紙は先生が天国に持って行ってくれたでしょう。

感謝の言葉を伝えられなかったとずっと気がかりに思っていた事が出来て、私は少しスッキリした気分になりました。
心より先生のご冥福をお祈りします!!
今もきっと天国で、子供達の病気を治しているんでしょうね。
ブラックジョークを飛ばしながら^^

さぁ!我が家は新しい掛かり付け医また探さないとねっ!!

●ゆうこりんさん
そうですね、日曜も診察してくれてたので、まともに一日休みなんてのは月に1日くらいだったのかもしれません。
開業医だから、勤務医のような過酷さはないとは思うんですけど。
病院以外にも幼稚園や保育園を数園経営されていました。
子供達はあれからまだ小児科に掛かってないのだけど、先生の死はそれぞれの解釈で理解できたようです。
本当に驚いた出来事でした。

●柚奈ママさん
本当にね、驚くやら悲しいやら・・・
でもこんな風に突然ってあるものなのよね。
お葬式に行って遺影の笑顔見たら、実感してね。
今まで私は泣くような立場ではないと思っていたけど、やはり涙が出たよ。
『先生、こんな突然死ぬのはなしよ~!!』って思った。
全く最近小児科に行ってなくて聞いたならまた違ったと思うけど、最後に行った日も先生に来なさいと言われて行ってるからね・・・
最初すごい嫌悪感があってそこから慣れたりして今は気の合う友達くらいのやりとりしてたからね。
ここに住んでる限りはずっと掛かり付けにしていただろうし。
葬儀に出るような立場ではないと思って最後まで行く事なやんだんだけど、きちんと最後に感謝して・・・
気がかりに思ってた事がスッキリできてよかったよ^^
娘は『焼いて灰になる』とかいちいち驚いて何で?何で?言ってたけど、人が亡くなって天国に行くまでの事も理解できたみたい。
さいごに命のお勉強させてもらっちゃったわ・・・

●azuki.mamさん
本当に驚きました・・・こんな事ってあるんですね。
あまりに突然すぎて動揺しましたよ。
母親にとって小児科医って特別な存在ですもんね。

最後の最後に子供達に命の事を教えてもらいました。
日々きちんと感謝する事の大切さも・・・
娘は何で?と言いながらも、人が亡くなって天国に行くまでのリアルな部分もきっちり聞き、そして理解したみたです。
私も最後にきちんと先生に頭下げて感謝できた事で、気がかりだった部分もスッキリすることができました。

また、いい小児科医に出会えるといいんですけどね^^
at 2010-07-24 11:32 削除
azuki.mam さんより
小児科先生の ご冥福お悔やみを申し上げます

子どもちゃん達にとっては、本当に身近な方、大切な方が 亡くなられ 気持ち的にも おつらいでしょうね。
親にとっても 心許せる先生に出会える 確立って なかなか少ない中の 不幸な出来事・・・・ 本当に心痛むばかりですね。。

良い先生とのご様子・・・こちらのブログで たびたび出てこられてて 目に浮かびます。。子ども達を大切にしてくれている様子も。。 そんな先生が まだお若いとの事。。
ぎゅぅっと 胸が詰まる思いでした。。。

妃乃芽さんも 子どもちゃん達も お辛いでしょうが、
いつまでも、心の中で 先生は、生きてますよ。

子どもちゃん達の 心のこもったお手紙 先生 喜ぶでしょうね。。。安らかに お眠りください。。
at 2010-07-14 09:27 削除
☆柚奈ママ☆ さんより
つらいね・・・
読んでる私も何でだろう、涙が出てくるよ。

ほんと、↓のブログでは先生の事、書いてたよね。その時もブラックジョーク・・とかも書いてたよね。
先週までブラックジョークも言い、妹ちゃんの折り紙をカルテに張ってくれてた先生。
先生、口は悪くても思いやりがあって優しい先生だったんだね・・・

先週まで話していた先生が、突然亡くなるなんて・・・
突然すぎて死を受け止められないね。

娘ちゃん、妹ちゃんも何となく理解はできたみたいだね。二人の絵を見て胸が熱くなります。
ほんと、2人とも最高の絵だよ。先生にぜひ届けてあげてね。
これからも先生はきっと2人の事を見守っていてくれるに違いないね。
at 2010-07-13 21:52 削除
ゆうこりん さんより
つらいですね
小児科ってやっぱり過酷な勤務だから
それも原因なのでしょうか

人の死って
理解するのは難しいともっていたけれど
娘ちゃんたちの心の中には
ちゃんとお別れってのがわかってるんですね

きっとお星様になって
みんなのこと、見ていてくれますよね
at 2010-07-13 19:44 削除
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