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愛する嫁さんと愛する息子を持つ、しがないサラリーマンです。
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by 中川主任 |
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僕の立会い出産記 |
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ちょうど一年くらい前に、息子が生まれました。
最近、よく出産の日のことを思い出します。
晴れてた空が急に暗くなって雨が降り出した時
昨夜からの弱い陣痛が、本格的になってきました。
でも、初産だから15時間くらいかかるんだ。まだまだなんだ
…と、嫁さんとふたりでどきどきわくわくしながら自宅に居ました。
しばらくすると、
「…今、なんか出たかも?じわっとしたような。破水かなぁ」
そそそそそれは、産院に電話してください!!
という事で嫁さんは電話してましたが、電話が終わると
「おそばが食べたい」と。
15時間くらいかかるから、食べとかないとお腹が空くそうで。
時々「ううぅぅ」とうめきながらおそばをすすった後は
寝室でのた打ち回ってました。大丈夫かな…
早く産院に行ったほうがいいんじゃないかな・・・
しばらくするとようやく嫁さんが「やっぱり産院に行く。電話して」と。
電話して、荷物を持って、クルマで出発!
荷物の中には『ナルニア国ものがたり』全巻が入ってました。
15時間もかかるとなると退屈かもしれないから、
枕元で読んで欲しいとの嫁さんのリクエストでした。
産院に到着。「お父さんはこっちの部屋でちょっと待ってて」と。
よしよし、と思って『ナルニア…』と取り出していると
「もう頭が見えてるわよ!お父さんこっちへ!」と。
あれ?『ナルニア…』どうしよう。
助産師さんもスンゴイ手さばきで色んな物をサササササ~ッと準備して、
「力抜いて~力抜いて~!」とか「へその緒が絡まってるわ!」とか
「あら、自分で解いて出てくるわ!」とか言ってる助産師さんの声を
遠くに聞きながら、僕はただただ嫁さんの手を握っていました。
15時間は一体どこへ??もう出てくるのか?
頭の中はてんやわんやのままでした。
嫁さんは「水ちょーだい」とか、ちょっと出てきた赤ん坊の頭を触らせてもらって
「何かふにふにだよぉ」と喜んでみたり、何というか余裕がある…。
そして、無事に我が息子が出てきました
赤ちゃんをお腹に乗せてもらった嫁さんは「わぁぁ結構かわいい」と。
彼女は、生まれたての赤ちゃんなんでシワシワのブニブニで、いくら我が子でも
そんなにかわいいと思えないんじゃないかと心配していたのです
その後、僕にはへその緒を切るという大役が待ってました。
事前に助産師さんから受けていた説明では、手袋をするハズだったのだけど、
準備の余裕が無く「これで拭いて!」と手渡された脱脂綿で手をフキフキ。
ちょっとずつ切るハズだったのだけど、緊張のあまり力んでしまって一気に
ゴリッと切ってしまいました。一瞬びびってしまったけど、何の問題も無くヨカッタ…
そんなこんなで、僕の中で15時間で想定していた出産は、
1時間のうちに終わってしまいました。
助産師さんに「あやうく自宅かクルマで出産だったわね」と言われました。
嫁よ…、どうしてもう少し早く産院に行こうとしなかったんだ…
とにかく無事に生まれてきてくれて、本当によかった。
もう少し大きくなったら『ナルニア…』読み聞かせるぞ
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by 中川主任 | トラックバック(0) | コメント(2) | |
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