法律 |
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昨日友達Mさんから教わった。
“カナダでは、12歳までは子供は大人の付き添いがないといけない。”
そしてこれは法律なのだそうだ。
そういえば昔、友達Aが店の前に車を停めて、子供を車に乗せたまま、犬の手綱を買いに行ったら、家に帰った後に、児童相談所みたいなところから人がやってきたらしい。子供が車に一人で乗っているのをみた誰かが通報したようだ。
友達いわく、“ほんの5分くらいやで~。買ってすぐでてきたのに・・・。”
Mさんは最近、近所の子が兄弟だけで自転車に乗っているのを何回か目撃している。しかもヘルメットもかぶっていない。辺りを見回しても、親の姿がいないらしい。
“通報するの?”と聞いたら、
“ぜったいに親がまわりにいない!って確認できたらね~。だって、通報しないといけないらしいし。”と言っていた。
行っていた矢先、Mさんの家の台所から、子供2人だけで自転車に乗っている子供を発見。
“ねえねえ、あれがさっき言っていた子供たち?”
“そうそう。”
“親、見えないね~。”
でも親がいないのが確認できないので、小心者の私たちは通報しなかった・・・。
こっちはやはり日本より治安が悪い(様な気がする)ので、こういう法律がなくても子供をひとりにしておくのは嫌だな~と思う。
でもこの間、スーパーに牛乳を買いに行ったら、車の中でりなが爆睡してしまい、揺り起こしても、懇願しても起きてくれなかったので、仕方なくりなを車に残し、けいらを抱えて猛ダッシュで牛乳を取ってレジまで走った。小心者の私は、
“何かあったらどうしよう?誰かに通報されたらどうしよう?”
と、どきどきしながら、ものの3分かそこらの買い物を終わらせた。
ニュースで、子供を家に残して親が外出している間に、火事が起こって子供が死んだ、とか聞いたりする。いたたまれなくなる。
だから私くらい小心者で心配性なほうが、大事が起こらずよいのかも、と思っている。
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大好きなものはひとつ |
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りなはなぜか、大好きなものはひとつだけ、と思い込んでいる。
“お父さん大好き、お母さんは大好きじゃない”と言ったりする。
“大好きなものは、ひとつだけじゃなくていいんだよ。”と教えても、今ひとつわかっていないようだ。
今日、日本語学校へ車で送るときも、
“お父さんと一緒に行きたかった。りな、お父さん大好きだから。”
とりな。
“いいじゃん、お母さんでも。”
とわたし。
“やだ。だって、お母さん、大好きじゃないもん。”
“あー、こいつは大好きはひとつだけって思っているからしょうがない。”とはわかっていても、やはりおもしろくないので、
“じゃあ、お母さんもりなのこと大好きじゃない。”と言った。すると、
“やーだ。”と言う。
“そういう風に言われると嫌でしょ?お母さんだってりなにそういう風に言われたら嫌なんだよ。もうそんなこと言わないよ。”
こんなやり取りが朝あったのに、夕方お迎えに行くとまた同じようなことを言った。
“お父さんのお迎えがよかった。りな、お父さんと遊びたいの。お父さん大好きだから。お母さんは大好きじゃない。”
“あーそう。お母さんもりなのこと好きじゃないよ!そんなこと言ってたら、お母さんいなくなっちゃうよ、嫌でしょ?”
そんなやりとりの後、りなは車の中で眠ってしまった。
りなが眠っている間に、私は子供たちをだんなにみてもらって、久しぶりにヨガに行ってきた。
帰ると、りなが泣きながら、“おかあさ~ん”と玄関までやってきて、擦り寄った。
どうやら、起きたら私がいなかったので、びっくりしていて、でも泣くのを我慢していたようだ。
やっぱり寝る前に言ったことを多少なりとも気にしているんだな、かわいいやつめ。と思った。
でもきっとまた同じようなことを言われるのよね~。
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“どうして?” |
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りなが寝る前に、本を1冊か2冊読んであげることにしている。これはたいていだんなの役目。
向かいの夫婦の寝室でけいらを寝かしつけていると、本を読んでいる声が聞こえてくる。
そしてこのごろりなが“どうして?”と質問する声が頻繁に聞こえる。
これじゃああんまり話が先に進まないなー、というくらい質問している。
“りなが‘どうして?’って言うときは、‘というのは’とか‘なぜなら’っていう意味で言っているみたいだ。”、とだんなが言った。
“‘どうして?’って聞かれたときに、‘それはね・・・・’って説明したりしてたけど、だんだん面倒くさくなって、‘どうしてだろうねぇ?’って逆に聞き返したら、‘あのね、・・・’って説明してくれたんだよ。どうも自分で説明したいみたいだ。”
そのりなの説明は、りなの想像力でお話を膨らませていたり、りななりのストーリーの解釈だったりするので、脈絡がないこともあるし、子供らしい幼稚な説明だったりするようだが、本を読んで想像力を掻き立てるとか、本を読んで自分なりに考える、という大事なことを習得しつつあるんだな、と感心した。
りなはたいてい1週間くらい続けて同じ本を読み、1週間くらい経つとまた違う本をこれまた続けて読む。1冊の本を繰り返し読むことにより、いろんなことを考えているのだろう。想像していくのが楽しいのかな。
大人は、次から次へと新しいものを読んでしまいがち。子供にもどんどん新しいストーリーを、とせかしてしまいそうになるけれども、同じ本を何回も繰り返し読んでいるのも悪くない。
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お気に入りの本 |
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最近のりなのお気に入りの本は“The Missing Piece”(写真右)。日本語の題はわかりません・・・。絵も素朴。文章も素朴。でもとってもかわいい。
このお話に対する私の捉え方と旦那の捉え方はちょっと違う。でもどっちに捉えたとしても、いいメッセージを送っている本だなーと思う。
この本は図書館で借りてきたのだけれども、今度本屋に行ったら買おう!と思っている。
同じ作者の本で、“Giving Tree”(写真左。日本語の題は“大きな木”というのかな?)というのがあって、これもとってもいい。涙がでるくらい、いい本なの。
まだ子供がいない時に初めて読んで、いい本だなーと思っていた。だから姪っ子とか、友達の娘とかにプレゼントしたりして、結局自分の子供にもどうしても読んでほしくて、買っちゃった。
こうやって、子供の本棚って、親の趣味に染まっていくのかなー。
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罰 |
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りながヘアピンで車に傷をつけた。
まるでお絵かきでもするかのように、にこにこ笑いながら、左前方から運転席のドアにかけて、ヘアピンでくるくる傷をつけた。
ほとんどは手でこすったら落ちたけど、2箇所くらい、傷がうっすら残ってしまった。
だんなにも言いつけて、車の横で、2人で怒った。
りなは、私とだんなにかなり怒られて、しゅーんとして、“ごめんなさ~い。”と言っていたが、反省の色が薄かったので、ちょっと懲らしめておく必要があるなと思い、“りなのヘアピン、全部捨てちゃおう!”と言って、バスルームにあるりなのヘアピンを全部ガレージに持ってきた。
“壊れちゃってなおらないものもあるんだよ。罰として、りなのヘアピンを捨てるからっ!これは罰なのっ!”と私。
するとりなが泣きながら、“いやー、りなちゃん、○になるー”、と言った。
だんなも私も“?・・・・?・・・?”
10秒ほど間を置いて、私もだんなも、私が言った“罰”という言葉を、りなが“×”と理解していることに気づいた。
気づいた瞬間、2人とも目を合わせて、かなり笑った。もちろんりなに気づかれないように。
しかし、子供を怒っている最中に笑ってはいけない!(これ、鉄則。)
というわけで、かなり苦労して笑いを我慢した。
結局、ヘアピンは全部ではなく、半分捨てた。捨てたヘアピンは、壊れているものや、使いにくくてまったく使っていないものばかりなんだけど、りなは“×(罰)として、ヘアピンを捨てられた”と思っている。
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花が咲いたのは誰のおかげ? |
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今、家の裏庭の桜とりんごの花が咲いています。とってもきれい。
りなが“お庭の木のお花が咲いたよ”って教えてくれた。
もう知ってるよー、って思ったけど、“へー、そうなんだ!”と驚いたふりをした・・・。
“あのね、元気がなかったから、りなちゃん(自分にはちゃんをつける)がお水をあげてたんだよ。だから咲いたの。”
とっても自慢げに言っていた。
元気がなかったんじゃなくて、冬だったから葉っぱがなくて、そう見えただけだし・・・。
バンクーバーは冬は雨ばかりだから、水をあげなくても大丈夫なのよ・・・。
とは言わず、"そっかー。りなのおかげかー。”と、ちゃんと話をあわせておいた。
親って結構子供に気を使ってるよねー。
上司にだってこんなに気をつかわないぞっ!
さて、今日のバンクーバーは曇りと晴れ。旦那は芝刈り。けいらは昼寝。りなはシャボン玉マシーンでシャボン玉を作ったり、最近植えた野菜やハーブに水をあげたり。
のんびりしている日曜日です。
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初めてのブランコ |
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今日のバンクーバーはぽかぽか陽気。
りな(4歳)とけいら(7ヶ月)と公園に行きました。
わりと大きい公園で、走る運動場あり、子供用の公園あり、犬用のトレイルあり、テニスコートあり。おまけにミニSLまであるらしい。ピクニックテーブルなんかもあって、老若男女、楽しめます。
りなはブランコにのったり、滑り台したり、シーソーで遊んだり、知らない子とお友達になって遊んだり、公園満喫!私が、“ねぇー、そろそろ帰らない?お腹すかない?”って言っても、“まだ遊ぶ”って言う。私はお腹がすいてきて、子供たちのおかしをぽりぽりつまみぐい・・・。
そして、けいらは初めてブランコに乗りました。落ちないようになっているから、けいらみたいな小さい赤ちゃんでも平気。ゆらゆら揺らしてあげていたら、気持ちよくなったのか、眠ってしまいました。
かわいいーっ!
こういうのを見ると、子育てって楽しいなーって思うのです。
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ストーリータイム |
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今日のバンクーバーはとってもよく晴れていて、気持ちのいいお天気でした。風がちょっと強くて、外はすこし肌寒いといった感じです。
今朝は、りな(4歳)とけいら(7ヶ月)を連れて、近所の図書館のストーリータイムに行ってきました。ストーリータイムは年齢ごとにクラスが分かれていて、事前にクラスに申し込む必要もないし、無料なので、気軽に行くことができます。今日行ったストーリータイムは赤ちゃんを対象にしたもので、お遊戯のついた歌を歌ったり(っていっても歌うのはお母さんたちなんだけど)、先生(というか主催者?)がお勧めの絵本を読んでくれたりします。
ストーリータイムに行くと、他のお母さんとお知り合いになれたりするし、英語の子供向けの歌を覚えられたりするので、子供にだけではなく、私にとっても利益があります。とはいっても初対面の人と話したりするのは苦手だし、しかも英語だし、積極的にお友達づくりに励んではいないのですが、今日は偶然にも、元同僚が子供を連れて来ていました。彼女は図書館のすぐ近くに住んでいるらしく、ストーリータイムにもよく参加しているとのこと。しかも彼女はずっとその地域で育っていたので、その地域の情報をよく知っている様子。知り合いがいるというのはなんとなくいいもので、また来週も行くぞ!という気になります。
うちは家の中は日本語を使っているので、けいらにとっては英語はまだまだ未知の世界。ストーリータイムでも、みんな何言ってるかわからなーい・・・と思っているかもしれない。でも歌が多いから節(ふし)がついてるし、自分と同じような赤ちゃんがたくさんいるし、みんなにこにこしているので、けいらも楽しそうでした。
りなは赤ちゃんとお母さんに混じって参加。(ちなみにりなは英語の問題まったくなし。)ちょっとはずかしいのか、歌も踊りもただ見てるだけ。
日本ではどうかよくわからないのですが、カナダでは赤ちゃんにでも本を読んであげましょう!と言われるので、言われるがまま、りなには赤ちゃんのときから本を読んであげました。けいらの場合は、りなに読んであげるときにそばに居させて、本をなんとなく聞かせるというふうにしています。
どんなお話なのか、とか、このお話の意味は?、なーんてことはわからなくてもいいけれど、子供のときから本に触れるのはとってもいいことだと思うので、できるだけ、ストーリータイムに行ったり、本を読んであげたり、図書館に行ったりしたいなーと思うのだけれど、実際は夜寝る前に1冊読んであげるだけだったりします・・・。まあ何にもしないよりいいよね?
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