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羞恥心の問題 |
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盛夏の間行けなかった散歩、ようやく出来るようになった。
2カ月弱行かなかったから、ずいぶん久しぶり。
ベビーカーが動き始めると即寝する娘のくせは変わらず。
でも、きつきつのシートベルトや、今まで気合で行けたでこぼこの上り坂が重すぎて進めなかったり(やむなくベビーカーごと担いだ)、小学校から聞こえるプールの歓声が運動会の練習のそれに変わったり・・に、娘の成長や季節の移り変わりを感じた。
いつもすれ違う、行きつけだった飲み屋のマスターも健在だった。
妊娠発覚前は夜会う人だったのに、娘が生まれてからは午前中の陽射しのなかで会う。
しかも相手はランニング中、私は子連れ、と超健全な感じ。
初めて日の下で会った時は誰かすぐにわからなかった。
なんだか面白い。
一時間強川沿いの道を中心に歩く。
とりとめのないことを考えながら(考えるというよりは思考が勝手に流れてゆく感じ)ただ歩く。
散歩ってあまりに刺激がなさ過ぎて、旅に出たときくらいしかしなかったけど、こうやって行かざるをえない(暇すぎて・・)状況になって行ってみるとい、なかなか良いもんだな。
で、今日の散歩中に考えていたこと。
出産してから、自分のおっぱいと世界が、近くなった。
今まで、裸になる時(風呂や着替え、セックスなど)くらいしか人さまに乳を見せることはなかった。
ましてや触られることなんて、ごく少数の男くらい。
同性に触られるのはブラジャーを買うときに、下着の上からサイズを測ってもらう時くらいか。
が、子を産んでから、がらりと変わる。
出産中に微弱陣痛で乳頭マッサージをされたのを筆頭に、入院中は何度も乳を見られ、触られ、しごかれる。
慣れない乳やりに必死だったからあまり意識しなかったけど、でもちょっとぎょっとしたのを覚えている。
え、ここでおっぱい出すんですか?
え、そんなにまじまじ見て触られちゃうんですか・・?
そして早9ヶ月・・。
乳やりも板に付いた今、場所によっては平気で乳をだせる。
行く場所が保育園とかベビールームとか、母子ばかりの場所だから当たり前といえば当たり前だけど。
でも、人前で、会話の最中におっぱいをびろーんと引っ張り出して子供の口につっこむなんて、出産する前では考えられなかった。
自宅で乳をやったあと、バタバタと支度をして出かけて、帰ってきて自分の乳首が仕舞い忘れられてブラジャーから飛び出していた、なんてよくあること。
あと、乳がにじみ出てブラウスの上まで染み出た状態だったり。
それでも、まあ、いいか・・と思ってしまう。
・・・。
書いていて思った。
世界との距離の問題ではなく、私の羞恥心の問題だな。
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by あさ | トラックバック(0) | コメント(0) | |
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