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2006年2月25日女の子出産。現在母乳育児を再開するために頑張っています。
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by ゆめ@ママ |
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乳腺炎・切開 その2 |
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切開したその夜。
自分で傷の消毒をするためにガーゼを取り外した。
この傷塞がるのかな?
そう不安になる位、胸にはボコッと直径3cmくらいの穴が開いていた。
その穴の中にはガーゼが詰め込まれている。
でも詰め込まれているガーゼでは全然吸い取りきれず、化膿した乳汁がだらだらと出ている。
自分でもおぞましくて目を背けたくなる。
ダンナが心配して声を掛けてくれる。
『どう?傷の具合?』
『見ないでっ!!』
自分でもこんなにおぞましく感じる物を、ダンナには絶対見せたくなかった。
(ダンナは、その時は察してくれて私を一人にしてくれたが、数日後、少し傷の具合が落ち着いてきた頃、傷の消毒をしている私の後ろからこっそり見て(;^_^A『ホラー映画の特殊メイクみたいだなぁ』と言っていた。言いえて妙……とはこの事か?)
傷穴に詰め込まれていたガーゼを恐る恐る外す。(お医者さんには取れないようなら外さなくても良いと言われていたが、半分取れかかっていた(泣))
手が震える。
完全に傷があらわになる。
気持ちが悪い……。
ゆっくりと、あまり刺激がないように消毒液(イソジン)をつける。
でも傷に沁みて全身が縮み上がる。
ようやく消毒を終えて新しいガーゼを貼るまでに、30分もかかってしまった。
いつまでこんな事が続くんだろう……。
乳腺炎自体の痛みは、もう無くなっていたものの、今度は傷の痛みで娘を抱っこするのが辛かった。
早く思いっきり抱っこしてあげられる日が来るといいのに。
この日から母乳禁止令が出ていたので、娘は相変わらずミルク。
次の日から通院が始まった。
処置自体は10分もかからず、さっと済むのだけど、傷穴に消毒液を染み込ませたガーゼをぐりぐりと押し付けられるので、消毒の痛みが半端ではない。
毎回処置後には涙目になっていた。
抗生物質の点滴は1週間ほど続いた。
通院し始めて10日ほど経った頃には、徐々に傷が塞がってきたようで、傷の痛みも無くなってきていた。
でもまだ膿+乳汁は傷から出ている。
いつも通り、消毒してガーゼを取り替える。
そして言われた言葉……。
『母乳が出たままだから傷の治りが遅いな。母乳を止める薬を処方しましょう』
は!?
母乳を止める?
頭が真っ白になった……。
『あの、その薬を飲んで、傷が治った後は、また母乳再開出来るんでしょうか?』
『う~~~ん。一度止めちゃったら難しいかもしれないね。でも仕方ないんじゃない?』
……仕方ないって……。
私にとってはそんな言葉で割り切れるものじゃなかった。
とりあえず、処方された薬を貰って帰る。
小さな白い錠剤が4つ。
こんな小さな粒が母乳を止めてしまうんだ……。
飲みたくない……。
ダンナが仕事から帰ってきた。
『母乳を止める薬を処方された……』
話してるうちに涙が出てきた。
薬を飲んでしまったらお終いのような気がしていた。
『あんなに痛い思いしても、やっぱりおっぱいで育てたいって思うんだ?』
『……うん』
『う~~~ん。そこら辺の気持ちはよく分かんないなぁ……。でもさ、今は傷を治すのが一番じゃない?』
……何も言えなかった。
傷を治すのが先だっていうのは私自身よく分かっていた。私の調子が悪かったり、傷の治りが遅くなったりしたら、とばっちりを受けるのは娘の方なんだ。
でも心が付いて行かなかった……。
ホントは捨ててしまいたかったけど。
その夜、夕食後、薬を手に取って、4錠一気に口に流し込んだ。
悲しかった。
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by ゆめ@ママ | トラックバック(0) | コメント(2) | |
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ゆめ@ママ さんより |
■ユーホンママさん>> 有難うございます。頑張ります。 |
at 2006-06-11 07:06
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ユーホンママ さんより |
読んでいて私もウルウルしてしまいました。がんばってください!! |
at 2006-05-25 19:11
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