統合失調症は他人とのかかわりがあまり円滑に行かなくなる心の病気です。
出来る事ならば早期に治療を開始していけば、その分良くなる時期も早くなるので周りとしては早めに病院へ連れて行こうと考えます。
しかし本人に病気であるという自覚が薄いタイプのものなので、そこで病院へ行くことを強制すると強い拒否反応を示して周りに危害を加える恐れもあります。
人の話をあまり聴かなくなるので対処方法に困ることも多いのですが、うまく病院へ誘導していくことが大切になるでしょう。
陽性症状が出ている間は他人の言葉を悪意として捉えることが多いので、その時期にどうやって説得してもほとんど耳を傾けてくれることはありません。
なので少し陽性症状のおさまった時期を見計らって、疲れているみたいだし一度病院で診察を受けてみたらどうかと誘導してあげるのが良いでしょう。
その時も本人だけをいかせるのではなく、誰か家族の付添があったほうが状況を説明するのに楽になります。
陰性症状の状況だと自分の事をうまく説明できずに終わってしまうこともありますので、事前に病院に対してこういう状況なので診察してほしいと説明しておくことが大事です。
いずれにしても本人だけでなく、周りの手助けも必要になるということを覚えておきましょう。
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