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小児科・アレルギー科・乳幼児健診 横井こどもクリニック院長。一般小児科の他に、神経・発達相談、アレルギー、夜尿症、摂食障害、便秘、乳幼児健診などが得意な領域。育児ストレスがなくなるのびのび赤ちゃん育て(PHP研究所)などの著書があります。
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by Dr.よこい |
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子どもにも大人にもお腹にいい食べ物 その2 |
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ここまで読んでいただくとお分かりになると思いますが、お腹にいい食品とは食物繊維を多く含んでいる食品と発酵している食品です。もちろん、体のためにはいろいろな食品からいろいろな栄養をバランス良くとることが大事ですが、お腹の健康に絞って言えば、食物繊維と発酵食品を上手にとることがポイントなのです。
食物繊維は、人間には消化吸収することができませんが、腸の中で水分を含んで便を軟らかくしたり、便の量を増やして出やすくしたりして、便秘の予防に効果が。また、腸内の善玉菌を増やして腸の働きを活発にし、腸内の有害物質を吸着して排出する働きもあります。
発酵食品は微生物によって元々の成分が変化した食品で、ヨーグルトや納豆などがそれに当たります。ヨーグルトには乳酸菌が、納豆には納豆菌が含まれており、腸内環境を整える、アレルギーを抑える、生活習慣病を予防する、などの効果が知られています。
こうした食物繊維を含んだ食品と発酵食品をとることの大切さを教えてくれるのが、肉を食べないベジタリアンの人たち。本当に野菜だけで牛乳も卵もとらないベジタリアンは、決して長寿ではありません。栄養学的には、たんぱく質もとらなければいけませんし、脂肪分もある程度必要で、バランスのとれた食事の方が絶対長寿なのです。ところが、ベジタリアンでも長寿の人たちがいて、そういう人たちは豆類やヨーグルトをとっているとのこと。
食物繊維や発酵食品が健康に欠かせないということがよく分かるエピソードでしょう。是非毎日の食事に、食物繊維を含む食品や発酵食品を積極的にとり入れてください。
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by Dr.よこい | トラックバック(0) | コメント(1) | |
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ほほえみママ さんより |
便秘気味のわが子に、ベタベタのおかゆと一緒に少しおからをあげてみました。3日~5日お通じがないのが普通になっていたのが、毎日お通じがあるようになりました! おからは豆ですし、ごぼうや人参等も入れて炊きますので、 先生のおっしゃるとおり、食物繊維もとれますね。 離乳食によいのではないでしょうか(^^) |
at 2008-01-10 19:37
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