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小児科・アレルギー科・乳幼児健診 横井こどもクリニック院長。一般小児科の他に、神経・発達相談、アレルギー、夜尿症、摂食障害、便秘、乳幼児健診などが得意な領域。育児ストレスがなくなるのびのび赤ちゃん育て(PHP研究所)などの著書があります。
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by Dr.よこい |
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離乳スタートは早めでも構わない その2 |
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赤ちゃんの発達に合わせて離乳食を早めにスタートしたものの、離乳食を始めたばかりの時期は、お母さんも離乳食の与え方に慣れていなくて、うまく食べさせられないことが少なくありません。そういうお母さんを見ていると、こぼさないように舌の奥の方に食べ物を載せようとして、赤ちゃんが「オエッ!」となるケースが多いようです。
そんなに奥まで食べ物を入れる必要はありません。こぼれても構いませんから、赤ちゃんの舌の先に載せてあげればいいのです。そうすると赤ちゃんは、舌を動かして自分で食べ物を奥へ運び、ゴックンと飲み込みます。甘みやうま味などの味覚を感じるのは、舌先の2/3の部分と言われています。そこに食べ物を置いてあげれば、赤ちゃんは自分でおいしいかどうか判断して食べてくれるのです。
離乳食を始めた当初はスプーンに違和感がある赤ちゃんもいます。スプーンではうまく食べさせられない時は、お母さんの人差し指の上に載せて食べさせるのもいいですよ。スプーンが苦手な赤ちゃんでも、抵抗なく食べられると思います。
離乳食に慣れていない時期に食べさせる食品は、ゆでたカボチャやにんじん、りんごなどをすりつぶした物がお勧めです。初期の離乳食はおかゆから始めることが多いのですが、それまでに赤ちゃんは母乳や粉ミルクを飲み慣れているので、甘みのないおかゆはなかなか好きになってくれません。カボチャ、にんじん、りんごには自然の甘みがあって赤ちゃんでも食べやすいでしょう。食物繊維も豊富ですから、便通を促してお腹の健康にも効果的です。
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