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★てんてん★ 2005年4月27日生の男の子。 好きな食べ物:お刺身、お野菜 すきなもの:ウルトラマン 趣味:工作 ★ちっち★ 2007年5月27日生の女の子。 好きな食べ物:お肉、チョコレート すきなもの:ピンク色のもの 口癖:「やだやだぁ~!!」 ↑いつまで続く?イヤイヤ期… ★はぁちゃん★ 2011年3月17日生の女の子。 我が家のアイドルにして癒し。 (いまのところ(笑))
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by ちゃちゃ |
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はぁちゃんがやってきた!! |
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(注:長文です)
3月11日(金)
陣痛とインフルエンザが治まって退院した翌日、東北地方の大震災が発生。
きみさんたちのいる函館も大津波警報が出たのですごく心配してお腹はカチカチ!
幸いにもきみさん一家が被災することはなかった。
その後も連日、震災のニュースから目が離せず、テレビの前から動けない。
衝撃的な映像を毎日毎日繰り返し見ては、胸が締め付けられた。
3月16日(水)
朝、いつものようにニュースを見ていると、地元のボランティア団体がトラックで支援物資を運ぶため夕方福島県に出発するとのこと。実は前日義父が、「登録しているボランティア団体からの要請で近く福島に行く」と言っていて、団体の名前で義父の出発日が今日だと気づいたので、義実家に差し入れ持って挨拶に。帰ってきたときにはもしかしたらはぁちゃん産まれてるかもしれないからね~。
いつ帰るかは未定とのことだったけど、積雪の上に道路事情も悪くガソリン不足、余震の続く中原発事故の相次ぐ福島入りで心配だったけど、この時期に行動できる義父が誇らしくもあり、うらやましくもあり。
そして3月17日(木)。
妊婦健診のために病院へ。
内診してたら、カーテンの向こうで先生が叫んだ!
「子宮口5㎝開いてるぞ!!陣痛きてるでしょ!?」
え?そんなに開いてんの?陣痛?いいえ、来てません。
張るには張るけど、この前の陣痛とは明らかに違うし。
「今日はどうやって来てる?自宅までどのくらい?」
「自分で車運転して。片道20分もあれば帰れます」
「20分!?帰りに陣痛がくるかもしれんから帰せんな。このまま入院して!」
え~っっ!!!
ということでまさかの入院。NSTを取ることになった。
今日は週に一度担当してる先生で、いつも診てくれてる院長先生とは違うから、大事を取ってかな?と・・・。モニターの結果、陣痛が来てないとしても、木曜午後は院長先生が不在なので、退院できるのは明日になるので一泊は確実、とのこと。
健診の後は普通に買い物に行く予定だったので、バッグには財布と携帯と母子手帳くらいしか入ってないので、荷物を持ってきてもらう必要がある。11時過ぎくらいだったので、一応とぉさんに状況を報告。
とぉさんは「午後から仕事休み取って行こうか?」って言ってくれたけど、
「いいよ、夕方で。陣痛来てる感じないし、今日のことにはならないと思うし」
なんて、のんきなお返事。
NST取るからと呼ばれて行ったのはなんと分娩室で、入院着に着替えるように言われてびっくり。かぁさんってば月齢の法則と休日に産みたい願望から勝手に19日~21日に産むつもりでいたの(笑)。
モニターとってもやっぱり陣痛の波形ではなくて、一旦3階の病室に戻ると昼食が運ばれてきた。
先日の入院の時は陣痛のさなか、食べたくはなかったけどはぁちゃん(と自分自身)に暗示をかけるために無理やり食べたけど、もちろん今回は普通に食欲満点だったのできれいに完食。
そしたらとぉさんが入院準備をして来てくれた。1時過ぎくらいだったかな。
そのころからお腹の張りが治まりにくくなってる感じがあって。
念のためにその日の満潮時刻を調べてみたけど、午後11時半くらいでまだまだだし(まだ信じてる(笑))、内診もして刺激されてるし、食後だから腸が刺激されてるんだろうくらいに思ってた。
でも2時半くらいから、ちょっとずつ強くなってくる気がしたのでナースコール。モニター取ったら安心すると思って。とぉさんにもそう言って、「歩けるなら2階(の分娩室)に降りてきて」とのことだったので一緒に移動。
3時ごろ。分娩室には出産直後の人がいたので手術室へ。
モニターを付けつつの内診で、またまた先程の先生が叫ぶ!
「10㎝開いてるよ!!このまま出産になるよ!!陣痛来てるでしょ!?」
陣痛・・・来てるけど、まだまだ弱いよ??
でも先生のその言葉で看護師さんたちも慌てて準備。
慌ててるから?点滴2度も失敗してるし(笑)。
モニターの波形は確かに2分おき位に陣痛の波が来てはいるけどまだ弱い。
陣痛の、あの「我慢できないっ!!」って感じの痛みではない。
それをみて先生が、「大きな陣痛が来ないと大出血することがある」と(そうなの?)、
内診でぐりぐりと刺激し始めて、さすがにそれは痛かった。
けど、数分たっても大きな陣痛は来ない。
そこで今度は、先生がまた刺激を始めた、かと思ったら破水させた!!
え~~~っっ!! もう産むしかないじゃない!?(いや、産めばいいんだけどね(笑))
そしたら数分後にギュギュ~ッと強い陣痛が!
ここで立会希望のとぉさんがまだ廊下にいることに気づく。
そりゃそうだよ、手術室に入ってまだ20分そこそこ。
入った時の私の様子からしてもまさかそんな状況になってるとは思ってなかったとぉさん。大慌てで呼びに行ってくれた看護師さんに、「どんなですかぁ~?」とのんきに聞きながら入室すると、そこには2度目の大きな波に「もう我慢できませんっ!!産んでいいですか?」とか言ってるかぁさん。「もうちょっと待ってぇ~!先生が…!!」と看護師さん。「えっ!?」と慌てるとぉさんに、「もう頭半分出てるんです!!」と説明する助産師さん。それを聞いて「えぇっ!!??」とさらに慌てるとぉさん。
待って、と言われても待てるものではありませ~ん!
先生は破水させたときに汚れた白衣を着替えに行ってて、ほんとギリギリ帰ってきたけど会陰切開は間に合わず・・・。
そうして、2度目の陣痛の波に乗って、つる~んっと産まれたはぁちゃんでありました。
午後3時30分。手術室に入ってわずか30分ほどのことでした。
産声を聞いたら、本当に安心したし、幸せだなぁと感じたよ。
てんてんの時もちっちの時ももちろん感じたんだけど、今回はちょっと違った。
手術室での出産だったから、手術台は分娩台と違って硬いし、踏ん張るための把手も付いてない。でも、設備の整った専門の病院で、専門のスタッフにサポートしてもらいながら、とぉさんも立ち会っての出産。そんな当たり前の出産だけど、私もはぁちゃんも、なんて恵まれてるんだろうって。被災地にも、大勢の妊婦さんがいて、出産直後の人がいて。もしかしたらその時まさに出産しようとしてる人もいたかもしれない。そんなことを考えてると、今回こうしてはぁちゃんを無事に出産できたことに心から感謝しました。
そうこうしてたら廊下からてんてんとちっちの声が。
念のためにとばぁばに昼過ぎに保育園に迎えに行ってもらってたんだけど、手術室に入ったころに、「もしかしたら・・・」って連絡してたの。すぐに病院に向かってくれたのに、もう産まれちゃってたよ(笑)。
実は、とぉさんのみならず、てんてんとちっちも立ち会いを希望してたの。
結局間に合わなかったけど、破水させられてる様子とか見せなくて結果よかったかもね。
手術室に入ってきたてんてんとちっちは、「おかぁさん、よく頑張ったね~。頑張ったからこれあげるね!」ってばぁばに買ってもらったお菓子を手術台の枕もとにそれぞれ並べてくれました(笑)。
その後、かぁさんはそのまま手術台の上で1時間半ほど一人に。
考えるのは被災地のこと、被災した多くの方々のこと。
幼い子二人と乳幼児連れでは、義父のように直接現地に行って何かすることはできない。被災した方々を支援するために、今の私にできることは、義援金を送ることくらい。何より大切なのは、今後も常に関心を持ち続けて、復興するまでずっと忘れずにいること、支援を続ける気持ちを維持すること。
今回の震災で、誰もがみんな「当たり前の日常が、実はとてもありがたく奇跡的」ということに改めて気づき、感謝したと思う。
今この時期に産まれてきてくれたはぁちゃん。
震災が起きてからの1週間、気持ちがふさぎがちだったかぁさんに
「恵まれてるアンタが落ち込んでばかりでどーすんのっ!!」って気合いを入れるために
予定日より10日も早く会いに来てくれたのかも・・・。
はぁちゃん、我が家へようこそ!!!
かぁさんのお腹は少々居心地が悪かったかもしれないね。
それなのに、無事に産まれてきてくれて本当にありがとう。
「ありがとう」の言葉の意味をかみしめて。。。
↑三兄妹
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by ちゃちゃ | トラックバック(0) | コメント(2) | |
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ちゃちゃ さんより |
●とりんさんへ そうでしょ、ほんとうに安産で・・・。助産師さんや看護師さんたちに、「家に帰さなくてよかった~!」って言われたよ(笑)。 ギリギリだったけど、何とかとぉさんも間に合って、ほんの一瞬だけどビデオも撮れたみたいでよかったよ。
今回の震災は直接的ではないにしろ被災していない地域の国民にも広く影響を与えると思う。増税も手当の減少も覚悟の上だけど、基本はやっぱり、「もし自分がその立場に立たされたら」って考えることだよね。 |
at 2011-04-21 14:03
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とりん さんより |
す・・・すっげー安産(笑) とぉさんも無事立ち会えてよかったね♪ 何より母子ともに元気であったことが何よりだったね 写真も可愛い~ はぁちゃんは生まれながらにたくさんの愛情をもらってるんだなぁって感じる写真だね☆
震災の映像、考えることが多かったよね。何かできることはないかと考える人も多かったはず。ちゃちゃさんが書いてるように、今は直接ボランティアという形での援助はできないけど、復興するまで応援し続けること、忘れないで今できることを常に考えることが大事かなぁと思う。 |
at 2011-04-15 22:31
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