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鈴の木こどもクリニックは東京都品川区戸越にあります。東京都では数少ない小児専門クリニックとして、「きれいでやさしい、そして楽しい母と子どものクリニック」を合言葉に、さまざまな小児診療-小児保健活動を展開しています。
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RSウィルス感染症前編
  | 病気・ケガ | 2010-12-06 09:32 |

RSウィルスについて(前篇)

 赤ちゃんの病気で一番怖いのは、細菌性髄膜炎など稀な病気を除けば、RSウイルス感染症だと思います。RSウィルス感染症はインフルエンザの流行る前、10月から11月ごろ、ちょうど今頃、保育園などで流行します。実際、お子さまがRSで入院された方はいませんか。今の季節、RSウィルス感染症で、多くの赤ちゃんが入院しているのです。

 RSウィルス感染症の潜伏期は3~5日で、咳からの飛沫感染や鼻水・痰に触った手からの経口感染で移ります。

 RSウィルス感染症は大人から赤ちゃんまでかかります。症状はおとな(お母さま)だと鼻水、咳だけの軽いかぜ症状で終わることも多いのですが、年齢が下がるとだんだん症状は重くなり、赤ちゃんが感染すると呼吸困難になることもあります。

 赤ちゃんがRSウィルスに感染すると、RSウィルスは赤ちゃんの気管支奥まで侵入し、一番肺の近くの細い気管支(細気管支)に炎症を起こします。そうすると、空気の通り道がふさがれ、赤ちゃんは呼吸ができなくなったり、かなり無理して呼吸をするようになり、ぜいぜいしてきます。呼吸をするたびにぜいぜい、ひいひい音がするようになり、高熱が出て、咳が止まらなくなり、夜寝られなくなります。これを細気管支炎と呼びます。

 細気管支炎の典型的な経過は、まず鼻や咳などの通常のかぜ症状が2~3日続いた後、突然夜間ぜいぜいしだし、咳込みがひどくなり、陥没呼吸が出現し、呼吸困難に陥ります。酸素投与が必要で、すぐに夜間救急病院に急がなければなりません。入院して治療することになります。

 ぜいぜい、激しい咳、苦しい呼吸は発病後1~3日間が最もひどく、この時期を過ぎれば軽快していきます。ただ、ぜいぜいや咳込みは7日ぐらい続くことも多いです。

 このRSウィルス感染にはお母さまの免疫は役に立たず、新生児でも感染して発病してしまいます。新生児では呼吸が止まってしまうことがあり(無呼吸発作)、人工呼吸が必要になるケースもあります。

 赤ちゃんがかかるのは、保育園の部屋で移るケースのほか(流行を防ぐのは困難で、大体毎年保育園で流行します)、軽いRSウィルス感染を起こしている兄弟から移る例が多いようです。RSウィルス陽性と診断されたお子さまは、小さな赤ちゃん(特に新生児)に絶対近づいてはなりません。

(この項続く)



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