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鈴の木こどもクリニック鈴木博先生のブログです
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鈴の木こどもクリニックは東京都品川区戸越にあります。東京都では数少ない小児専門クリニックとして、「きれいでやさしい、そして楽しい母と子どものクリニック」を合言葉に、さまざまな小児診療-小児保健活動を展開しています。
  鈴の木こどもクリニック
by 鈴木博
 
 
 
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少し気になる、ちょっとした心配ごと
  | 育児 | 2007-09-03 08:56 |

何歳ごろころからおちんちんを皮を剥いたら、とのコメントをいただきましたので、今日はそれにも触れながら・・・

おちんちんの皮は剥いたほうがよいか(2)

 それでは1歳以上のお子さまについてはどうでしょうか。鈴の木こどもクリニックの外来で、1歳以上のお子さまのおちんちんをむいてみると、少しはむける(おちんちんの皮が後退し、中の亀頭がみえる)人がだんだん増えてきます。少しでもおちんちんの皮がむければ、将来自然に皮がむけてくることが期待できるので、そのまま様子を見てよいでしょう。

 1歳以上のお子さまで、皮の先端(包皮口)が引っ張っても全く開かず、おしっこをするときに、皮の中がおしっこでぷぅーと風船のようにふくれる(バルーニングといいます)様なら、治療を考えたほうがよいでしょう。

 包茎の治療は、従来はおちんちんの皮を切り取る「環状切除術」という手術が一般的でしたが、最近は「ステロイド軟こう療法」が盛んに行われるようになりました。この方法はおうちでお母さま、お父さまが簡単に行える方法です。手術のような、大掛かりな方法ではありませんが、成功率が高く、お勧めの方法です。
お子さまのおちんちんがむけず、お悩みのお母さまは、かかりつけの先生に一度相談されるとよいでしょう。

ステロイド軟こう療法の実際:
前回お話した、おちんちんの茎の部分を二本の指ではさみ、根元の方向に少し力を入れて均等にひっぱります。皮の先端の膨らんだ部分に病院で処方されたステロイド軟こうを少量すりこみます。べたべた塗る必要はありません。できるだけ皮の先端の内側に塗り込むようにします。1日に朝1回、お風呂上りに1回、計2回塗ればよいでしょう。
1ヶ月ぐらいで、少し皮が後退し、中の亀頭が見えるようになります。でも必ず、かかりつけの先生と相談し、その指導の下で行ってくださいね。

ときどきおちんちんの皮の中に変なものがあると相談されることがあります。(写真上)
これは恥垢です。これは組織のかすや分泌物が皮の中にたまり、固まったものです。無害なので、このまま様子をみていてかまいません。



by 鈴木博 | トラックバック(0) | コメント(1) |
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コメント
あい さんより
とっても気になっていたことだったので参考になりました。
かかりつけの皮膚科で聞いたところまだおちんちん自体が小さいのでまだ剥けないだろう、もう少しだな、ということでその時は特に何もせず帰ったのですが、同じ皮膚科に通っている3歳半の息子を持つ姉は、息子が3歳になったくらいに連れて行ったところその場でびゅっと剥かれたそうです。姉の子供は半泣きでちょっと内股で帰ったらしいですが…
早くに剥いてしまって包茎の心配はないようにするのと成長と共に自然に剥けるまで待つのとどちらが良いのか迷っています。
at 2007-09-11 18:20 削除
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