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鈴の木こどもクリニックは東京都品川区戸越にあります。東京都では数少ない小児専門クリニックとして、「きれいでやさしい、そして楽しい母と子どものクリニック」を合言葉に、さまざまな小児診療-小児保健活動を展開しています。
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by 鈴木博
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熱が出るのは、いいことなのです。(4)
  | 育児 | 2007-06-05 15:03 |

 それでは、解熱剤(熱さまし)は、どのようなときに使ったらよいのでしょうか。そもそも、解熱剤はどのような働きをしているのでしょうか。

 感染症は、病原体がひとの体内に侵入して起こります。侵入した病原体を体の外へ追い出すために、白血球など体を防衛する細胞が病原体と戦います。白血球などは戦いを有利にはこぶため、発熱物質を介して、プロスタグランディンEという物質を放出します。これが体温調節中枢に働くため、ひとは熱を出すのです。解熱剤は、この発熱を起こす物質が出ることを抑えてしまいます。そのため、発熱物質がなくなり、体温調節中枢の温度設定が下がるので、熱は下がってくるのです。

 今までお話してきたように、熱が出ることは体の防衛反応ですから、熱が高くてもお子さまが元気で、水分もとれ食欲もあり、よく眠り機嫌も悪くなかったら、解熱剤を使う必要は全くありません。

 しかし、38.5℃以上の高熱のため、元気がなく、ぐったりしている、不機嫌で食事をとらない、頭が痛そうで泣いてばかりいる、などという状態が続くと、そのままでは体力を消耗し、場合によっては脱水等で入院加療が必要になるかもしれません。ある程度熱が下げれば、お子さまは楽になり、ゆっくり休め、食欲も多少出てくるかもしれません。

 このような時に、発熱に伴う、つらい症状を少し和らげ、体力(自然治癒力)を保つために使用されるのが解熱剤です。

 解熱剤は38.5℃以上の高熱で、赤ちゃんがとても辛そうなときに、頓服で使いましょう。1日3回、他の薬と一緒に飲ませる必要は全くありません。1回使用したら、最低でも6時間は間隔をあけてください。もしも高熱が続くようなら、もう一回、使用しても良いでしょう。ただし解熱剤の使用は、1日に2回までとします。

 また、40.0℃のときに使用して、平熱(36.8℃)まで下がることを期待する必要はありません。これでは体温が一挙に3℃以上も下がることになるのです。38℃台まで体温が下がれば、赤ちゃんもかなり楽になるはずです。解熱剤は平熱まで下がらなければ、「効かない」のではなくて、40.0℃のときに使用して、38.5℃まで下がったら、「1.5℃も解熱した(よく効いた)」と考えてください。



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