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橋口先生のエッセイをお届けします
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橋口玲子先生は内科・小児科医、医学博士。中国医学を中心に、西洋医学・ハーブ療法・アロマセラピーなどを取り入れた医療を実践されてます。
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熱中症を知ろう
  | その他 | 2013-07-19 11:27 |

 梅雨明けからいきなり猛暑が続いています。熱中症で救急搬送された人の数は昨夏を上回ると報道されています。熱中症という言葉は広く知られるようになりましたが、まだ病状や対策についての情報は十分に広まっていないということでしょう。

 気温が高いだけでなく、湿度が高く風もない環境では熱中症が起きやすくなります。炎天下だけでなく、屋内でも熱中症が発生するのはそのためです。防犯のため窓を閉め切って寝る場合は、室温が28℃を超えない程度に冷房をつけないと湿度も下がりません。

 熱中症は体温の上昇を防ぐために皮膚の血管が拡張し、その結果、筋肉や脳、内臓への血流が低下して起こります。こむら返り、めまい、頭痛、吐き気などが熱中症の初期に多い症状です。このような症状が出たら涼しいところへ移動し、スポーツ飲料などをたっぷり摂りましょう。熱中症は自覚症状に気づきにくいことも多く、草むしりが一段落したら休もうなどと思っている間に気を失ってしまうこともあります。スポーツで熱中症の報告が多いのは野球、サッカー、ラグビー、柔道、剣道です。子どもや年配の方には周りが声をかけて早めに休憩させるようにしましょう。

 救急車を呼ぶ目安として大事なのは意識障害があるかどうかです。意識がない場合はもちろんですが、声をかけて受け答えがおかしい場合は救急車を要請しましょう。意識があっても自分で水分が摂れない場合は救急搬送すべきです。救急車が来るまでの間も服を脱がせてあおいだり体を冷やしたり、体温を下げるように努めてください。救急要請するほどではないと思われた場合も、体温が38℃以上あったり、だるさが強ければ病院を受診しましょう。熱中症では肝臓や腎臓の機能障害を起こすこともあり、血液検査をしたほうがよい場合もあります。

 熱中症の予防には、睡眠不足を避ける、朝食を摂る、室内でも水分をこまめに摂る、活動で汗をかくときは塩分も摂る、体調の悪いとき(下痢をしていたり、二日酔い気味の時なども)には暑いところでの活動を控える、など日頃の体調管理に気をつけましょう。



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