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橋口玲子先生は内科・小児科医、医学博士。中国医学を中心に、西洋医学・ハーブ療法・アロマセラピーなどを取り入れた医療を実践されてます。
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by 緑蔭診療所 |
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電子レンジ料理の勧め |
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ほたてさん、書き込みありがとうございます。「手抜き料理だと2歳のお子さんが食べない」としたら、おそらく味よりも、お母さんの雰囲気や表情に反応しているのでしょう。そういう時は疲れていて、急いでいて、さらに申し訳ない気分になっているでしょうから。真面目な頑張るお母さんほど、手をかけてあげられないことに罪悪感を感じがちなはず。でも、家族にとって大事なのは、くたくたな表情で作ってくれる料理よりお母さんの笑顔です。子どもと遊ぶ時間を作るのに役立つ手抜き料理は大賛成です。時間と手間は減るけど、味と栄養は落とさなければいいわけです。
「栄養を残すために電子レンジを使わない方がいい」と思っていらっしゃるようですが、むしろ、電子レンジ調理はゆでたり煮たりする調理法よりビタミンやポリフェノール類は残るので、積極的に利用しましょう。電子レンジ用の調理道具もいろいろ売っていますが、小さな土鍋など蓋つきの陶器や耐熱ガラスの容器で十分です。あくの少ない野菜や根菜を一口大に切ってさっと洗い、水のついたまま蓋つきの容器に入れ、硬さに応じた時間、電子レンジで加熱してから味付けすれば簡単に温野菜料理ができあがります。
うちでよく作るレシピを二つ。
①子房に分けて電子レンジで約3分間加熱したブロッコリーとカリフラワーを、マヨネーズとプレーンヨーグルトにマスタードと塩を混ぜたソースで和える。
②皮をむいて食べやすく切ったカボチャと筋を取ったインゲンかキヌサヤ、またはアスパラガスを電子レンジで加熱しポン酢で和える。
硬さの違う野菜は途中で加えるか、別々に加熱しましょう。お子さん向けには辛さや酸味を抑えた味付けにして、ソーセージやハムを加えるといいでしょう。
切り身の魚も電子レンジ向きの素材です。土鍋などに薄切りにしたタマネギ、キノコ類、セロリなどを敷き、上にサケやタラ、タイなどの切り身をのせ、酒少々を振って蓋をして加熱します。先に塩・コショウやしょうゆで味付けして加熱してもいいし、後で先ほどのヨーグルトマヨネーズソースやポン酢をかけてもいいですね。
炒め物や煮物が残ったら火の通りやすい野菜を足して溶き卵を混ぜ、電子レンジで加熱すれば簡単においしい卵とじに生まれ変わります。ご飯にのせればオリジナル丼。残り物と考えず、別のメニューのために取り分けておいた、とっておき料理とお子さんに説明してあげましょう、にっこりしながら。
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ほたて さんより |
先生お忙しいなかをアドバイスいただきましてありがとうございます!! (^0^)/ とても心強いです♪レンジの方が栄養が残るとは…知りませんでした。うまく活用して、残り物はステキなアレンジ料理に、ニコニコで自信をもって食卓に出そうと思います♪ レシピも手軽でおいしそうですね☆ 魚が大好きな子供なので、秋鮭で早速作ってみたいと思います♪ |
at 2012-09-21 15:09
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