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橋口先生のエッセイをお届けします
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橋口玲子先生は内科・小児科医、医学博士。中国医学を中心に、西洋医学・ハーブ療法・アロマセラピーなどを取り入れた医療を実践されてます。
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水イボ
  | 病気・ケガ | 2009-06-19 08:59 |

 夏が近づくと外来に水イボの子どもたちが大勢やってきます。幼稚園や保育園でプールに入るときに水イボがあると他の子にうつるから病院でとってもらうように言われてやってくるのです。水イボ(正式には伝染性軟属腫といいます)はウイルスによるイボですので、引っかいたりすると病原体がばらまかれて新しいイボが次々にできます。イボ自体は痒くありませんが、アトピー性皮膚炎などで痒みのある場合にはあっという間に水イボが増えてしまうこともあります。こういう場合は治療が必要ですが、痒みもなく水イボの数も少ないときには治療する必要はありません。水イボは幼児期頃までに感染して数年で消えることが多いといわれていますが、かなり個人差があります。プールで子ども同士が裸で接触すれば水イボがうつることもあるでしょう。しかし、プール以外でもかかることはあるし、かかっても実害はない病気なので基本的には放っておけばよいと私は考えています。

 水イボをピンセットでつまみとる治療は痛いので、たくさんとるとなると子どもにはとても辛い方法です。しかも、ウイルスは人間の目には見えないので、とるときにウイルスをばらまいてしまい、かえってイボを増やしてしまうことだってあり得ます。ばらまかずにとれたとしても当然ウイルスは残っているのでまた出てきます。そのため最近はとる治療はしない小児科医が増えていますし、とることを強制しない保育園や幼稚園も増えてきているようです。自分の子どもが水イボをとらなければプールに入れないといわれたら、以上のことを説明してみてください。軽いかぜを引いているだけで登園を拒否したりはしないでしょう。水イボも同じです。地球に住んでいればいずれはかかってそのうち自然に治る実害のない病気だと考える方が子どもにとっても大人にとってもいいと思いませんか。

 ところで、ハトムギはイボのウイルスを抑制する作用があり、漢方薬(ヨクイニンという名前です)として広く使われています。味ものみやすいので水イボがたくさんある子やアトピー性皮膚炎の子どもでは試してみるといいでしょう。3~6ヶ月で消える例も結構あります。小児科か皮膚科で相談すれば処方してもらえると思います。



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