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王子様のおもちゃ箱
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末っ子長男・どんぐり王子との楽しい毎日(たぶん)
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どんぐり王子、4歳になりました。
少し、PCに向かえる時間ができたので、
久々ブログ再開。

また、新たな気持ちで。

大きな一の姫は19歳。大学1年生。
大きな二の姫は15歳。中3・受験生。


なずな 四十んー歳。趣味・ドライブとスロカフェめぐり。
by なずな
 
 
 
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前の10件  
おかたづけ
  | しつけ・教育 | 2011-11-15 01:01 |

まあ、子供の事なので、あんまり期待はしていないんだけど、
私が風邪で寝込んでいるので、目が行き届かない。
トイレに起きると、今は床一面におもちゃが敷き詰められているかんじ。

かたづけてねー、と軽く声を掛けまた寝る。

起きたら、さらにおもちゃが広がっていて、おもちゃの絨毯。
どんぐりはプラレールが好きなので、レールが環状に敷かれている。
なかなか難しい図形をしかも高架も使ってかなり複雑な形になっている。
やっぱりこいつは理系だな、と思う。

けど、片づけてください。
お願いします。


最後は、怒って、おしりピンして片づけさせましたが。
(そんな生易しいピンじゃないけどさ)




ほんとは一番片づけてほしいのは、
19歳のすずらん姫と15歳のたんぽぽ姫。
女の子なんだから、もう少しどうにかならないかね。

姉たちの部屋は服やアクセサリー、化粧品が床一面に散らばっている。

この部屋の現状を写真にとって、それぞれの彼氏にメールしてやろうか。



まあ、そんなことをしている暇があったら、
キッチンを片づけなくては。

おまえもか、じぶん。



by なずな | トラックバック(0) | コメント(0) |
あした、どこ行こう?
  | その他 | 2011-11-08 00:07 |

「あした、どこ行こう?」
というのが、私とどんぐり王子の口癖。

とにかくお出かけ、散歩、ドライブが大好きな息子と、
やっぱりお出かけ、散歩、ドライブが生きがいの私。
二人揃うと(毎日そろってるけど)、家から脱出したくなる。

理由は、まあ、いろいろあるけど。



子連れロングドライブも馴れたもので、
どんぐり王子は車に乗るとおとなしく外を見てるか、
おとなしく寝ている。
車から降りると走り回るけど。

子供と入れるカフェもいくつか見つけました。
水のきれいな水遊びスポットや、
外遊びが楽しい子供向け公園、
雨の日向けの屋根のある遊び場など、
子供と出かけて楽しいとこいろいろ開拓しました。
(ほとんど某旅行雑誌を参考にしてるんですけどね)

そんなこんなを少ずつアップしていきたいと思います。
あと、大きい姫たちのコイバナとかも。
(生意気に、二人の大きい姫は二人とも彼氏持ち。)
それはまた別の話。



by なずな | トラックバック(0) | コメント(0) |
王子様、3歳
  | 子どもの成長 | 2010-07-10 08:30 |

去年の今頃、
「ママ」すら言えない王子の言葉の発達をすごく心配していました。
いろんな掲示板を覗いたり、
男の子の先輩お母さんに聞きまくったり。

区の子育て相談に行ったら
「社会性がない」とか言われたり、
発達に心配のある子供の集まりに参加するように勧められたり。

その頃、
掲示板や質問の答えに
同じように言葉の遅れを心配して、結局心配がなかったお母さんの書き込みに
よくある言葉が
「(うちの子供の全然喋らなかったけど、3歳になった今では、)
ちょっと黙っててといいたいくらい、よく喋ります」
というのがありました。

心配性の質問者を安心させようとする
悪気のない、励まし。
わかっていたけど、この言葉がつらかったな。
その頃の私は、ぺらぺらなんて望んでない。
もう少しだけ、せめて「ママ」と言って欲しい。
子供の可愛いおしゃべりがうるさいとか、黙ってろとか、言える贅沢さを
うらやんでいたんだろう。

どんぐり王子はその後、「パパ」「あーち(姉)」を習得し、
ついに「ママ」も言えるようになった。
2歳10ヶ月過ぎから、ぐんぐん語彙が増えて、
今は多分普通に話せる。

この「普通」という言葉も悩みの種だった。
どんぐり王子の言葉は2歳の標準のレベルではなかった。
お友達と遊ぶこともできなかった。
絵本の読み聞かせを座って聞いていることもできなかった。

だからといって、まわりの人たちに「どんぐり王子が普通じゃない」と言われたわけではない。
自分で「普通」という言葉に縛られて、
自分で傷ついていた。

今思うと、それは子供に対する高い期待が、
過剰な心配に変わったのかも知れない。
それは愛情にすごく似ている。
でも、自己満足とも言える。
今なら、冷静に自分を見ることができる。

どんぐり王子は、3歳になって、言葉の面では「普通」をクリアーできた。
でもこの先、いろんな事で、私は息子に対する高い期待と自己満足の間で、
心配したり、悩んだり、劣等感を感じたり、ひょっとしたら優越感を持ったりするのかも知れない。
それを愛情だと言い訳しながら。

ありのままの我が子を愛し、受け入れ、応援したい。
それが理想なんだけど。













とりあえず、これで「王子様のおもちゃ箱」は終了です。
その内、サイトをダウンします。
今まで、遊びに来て下さった皆様、ありがとうございました。



by なずな | トラックバック(0) | コメント(1) |
言葉 その後
  | 子どもの成長 | 2010-04-28 01:00 |

言葉が遅くて心配していたどんぐり王子。
いつか、何かの役に立つかもとブログに書いていた、言える言葉のメモを
最近はすっかり書かなくなりました。


今の状態は、言える言葉が結構増えて、2語文で話すことが多くなりました。
3語文はあまり、というか、ほとんど出ません。
でも、気持ちを言葉で言おうとしたり、
物の名前も、数え切れないくらい言えるようになりました。

「社会性」も、母の目からはだいぶ良くなったようにみえます。
買い物は短時間なら手をつないでできるようになりました。
児童会館で会うお友達と、「かんぱい」のおままごとができるようになりました。

幼稚園のお兄ちゃんの後にくっついて遊んだり、(くっついているだけだけど)
車のおもちゃで一緒に走らせて遊んだり、(同じプレイマットの上で遊んでるだけだけど)
女の子にボールをあげたり、妙に意識したり、(可愛い子にだけ。2歳にして面食い)

でも、基本的にはおもちゃは独り占めしたくて、
お友達がおもちゃに手を出たら、
いきなりキレて、おもちゃを投げたり、ぶつけたり…
言葉で「イヤ!」とか、「やめて」は言えない。
児童会館の読み聞かせ、ペープサートは大人しく座っていられない。


でも、先日、母が入院したので、お世話するために保育園に一次保育をお願いしたら、
一日目は泣かれたけど、
二日目は「ママは、おばあちゃんの病院に行くから、どんぐりはここで遊んでてね」と言うと、
「ばあば、病院?」 「あし、いたい?」
「そうだよ、おみやげ買ってくるから、待っててね」
「みんか、かってね(ミカン買ってきてね)」
と、納得して、泣かずに送り出してくれました。

ずっと、泣かずに、遊んでいたそうです。
ただ、給食は食べなかったけど。
おやつは食べたので、たぶん、好きなメニューではなかったのでしょう。

成長したな、って、思いました。



「社会性」どうなんだろ、まあまあついたかな?



私は、どんぐり王子に、高いものを求めすぎてるのかも知れないなあ。

長女がどんぐりくらいの頃、
彼女はとても聞き分けが良く、何処にでも連れて行ける子だった。
ファミレスはもちろん、
デパートも、本屋さんも、公共の交通機関も、
どこでも騒いで困ったことは一度もなかった。
「買って買って」もないし、
「帰りたくない」もしくは、「帰りたい」と泣くこともなかった。
(多少は合ったのかも知れないけど、17歳の今も覚えている困ったことは何一つない)


長女が幼児だった頃、
お友達とケンカしたり、おもちゃの取り合いなども全くなかった。
取り合いになりそうになったら、すぐに手放した。
公園や児童会館で会うお友達(とお母さん達)に
「ゴメンね」と言ったことが全然なかった。
言う必要がなかった。お友達を泣かしたことなど一度もなかったからだ。

今考えると、それはそれで、異常というか、
薄ら寒いものがあるけど、


そういう良い子だったからか、
小学校の頃は反対に、大人しすぎて、クラスメイトと口もきけないくらい
内向的な子になってしまった。
クラスメイトと口がきけない、というのは比喩的表現ではなく、
文字通りの意味で、お昼休みなど、お友達と遊ぶべき時間に、彼女は図書館で黙々と本を読んでいた。

(しかし、その子も成長して、今では友達も彼氏もいる普通の高校生になった
子供はいつか、どこかで成長するものなんですね)



次女は長女とは正反対に
明るく、活発で、人見知りや物怖じは全くなく、誰とでも話ができ、
おもちゃの取り合いでは負け知らずで、
母である私はいつも「ごめんね」と、次女が泣かしたお友達に謝っていた。


長女と次女の両方を知っている人は、
二人の性格が違うと言うより、正反対であることに驚いていたっけ。


他にも様々なことに二人は本当に対照的だった。
夜泣き(長女は全くない。次女は2歳の頃半年くらいあった)
離乳食(長女はなんでもよく食べた。次女はバナナしか食べなかった)
絵本(長女は何冊でも読んで貰いたがった。次女逃げた)
公園(長女砂場オンリー。次女公園から脱走)
ピアノ(長女10年習った。次女半年でリタイア)
言葉・文字(長女はすぐに興味を持った。次女は説明や漢字の書き取りなどは苦手)


だから、子供って、いろいろなんだと思ってはいた。
個性なんだと理解しているつもりだった。
でも、やっぱり、私はどんぐりに過大な期待をしていたんだと思う。


長女みたいに賢く、我慢強く、穏やかで、お友達ともめないで欲しい。
と同時に
次女みたいに明るく、元気はつらつで、誰とでも仲良く、運動も良くできて欲しい。

だから、
どんぐりが早くにジャンプしたり、でんぐり返しができて嬉しかったし、
ピコやDVDの配線ができることを自慢に思っていた。
と同時に、言葉がやや遅いと必要以上に心配したのかも知れない。

欲張りな母親だったんだ。



by なずな | トラックバック(0) | コメント(2) |
発熱中
  | 病気・ケガ | 2010-03-19 21:41 |

どんぐり王子発熱中。
大量の鼻水放出中。


そう言えば、どんぐり王子はあまり風邪引かない子だったんですね。
生まれてから今まで(2歳8ヶ月)で、
39度を超えたのは今回で2回目。
上の子達が小さい頃は年2回は発熱してたと思うんだけど。

上の子なんて、発熱と鼻血。
どうしてか、季節の変わり目には鼻血。
高校生になった今も、春は鼻血の季節。
箱ティッシュ持って学校に行きます。

よく「知恵熱」と言いますが、
正直、しょっちゅう熱出した長女は結構頭が良い。
鼻水は脳みその悪いところが出るので、
鼻水たれる子は頭がよくなる。
(どっかのおばあちゃんが言ってた)

というわけで、やっとどんぐり王子もペラペラ喋るようになるのかも?



by なずな | トラックバック(0) | コメント(0) |
トーマスのプラレール
  | おもちゃ・知育玩具 | 2010-03-08 07:24 |

また買ってしまった。
プラレール。
今度は外をトーマスが回り、内側をテレンスが回る。
テレンスが製材所から丸太を運び、トーマスに積み込み、
トーマスはその丸太を製材所まで運ぶ。
このエンドレスの作業が延々と続く。

もちろんどんぐり王子は大喜び。
どんぐり王子は回るものが大好きなのだ。
去年の夏は扇風機が大好きだった(左上の写真参照)

もう一つ彼が大好きなものは信号機。
車に乗ると、信号機を過ぎるたびに
「しんごう、あお」 「しんごう、あか」
とうるさい。

色を一番先に信号で覚えたので、
緑のことを「あお」と言う。
(他には あか、きいろ、おれんじ、しろ、くろ、ピンクが言える)
これは大好きなピコのおかげだ。
ピコで言葉を覚えたのかもしれない。

数字も10まで言える。(順番はあやしいが)
この間は
「いち、とぅー、さん、…」と途中で英語も入っていた。
(プーさんの初めての英語のおかげ)

もう、ピコは廃盤になったおもちゃなので何処にも売ってない。
リサイクルショップにもなくなってしまった。
(先のプラレールも、ピコもリサイクルショップで買ったもの)
我が家の近くに大型のリサイクルショップがあるのだ。
非常に助かる。

そういえば、どんぐり王子の服はほとんど友人からのお下がりだし、
おもちゃはリサイクルショップ。
三輪車は15年前に長女の時に買ったもの。
新品のものがほとんどない。
(中高生はお金がかかるのさ、恨むなら姉たちを恨んでくれ)








          *        *        *







昨日は実家にどんぐりだけを連れて行ってきた
(実家は車で1時間くらいのところ)
やっぱり小さい子がいると、おじーちゃん、おばーちゃんはよろこんでくれるね。
どんぐりもかまって貰って楽しかったし、
私ものんびり新聞などを読む時間を頂きました。
いつまでも元気でいて欲しいなあ。

夫の母がほとんど介護しないと生活できない状態なんで、
本当に、老後は健康か否かで180度変わるなぁと思います。



by なずな | トラックバック(0) | コメント(1) |
桃の節句に雛あられ (おはなし)
  | その他 | 2010-03-02 23:29 |

お母さんが桐の大きな箱のふたをあけると、樟脳のつんとした臭いが臭った。桃子は思わず顔をしかめる。でもお母さんは、まるでホットケーキのいいにおい、みたいな顔でお人形を手にとってしげしげと見つめていた。
 二月の大安の日を選んで、客間にお雛様を飾る。毎年の行事だ。

 客間は普段はほとんど物置のようになっている。年に数回おばあちゃんが遊びに来るときと、お雛様を出すときくらいにしか使わない部屋だった。積み上げられた荷物を壁際に寄せて、窓を背に、お雛様の飾り段の骨組みを組み立てた。いよいよお人形やお道具を出すところ。桃子はワクワクしてそのときを待っていた。

「お母さん、赤い布がうまく掛けられないよぉ。」
杏子が七段の飾り段の骨組みを前に、情けない声で助けを求めた。
「これは毛氈と言うのよ。」
「なんでこんなに濃い赤なの? 目がチカチカしちゃう。」

「そうねえ。お雛様はお姫様でしょう。偉い人の敷物は赤と決まっていたのよ。きっと。」
「本当?」
「たぶんね。」

 お母さんとお姉ちゃんがそんな会話をしながら二人で毛氈を掛けている間、桃子は桐の箱の中をまさぐってお雛様を探していた。箱の中はたくさんのお人形と、隙間を埋めるティッシュでいっぱいだった。お人形の顔は汚れないようにと、これもティッシュで厳重にくるまれている。

「あ、桃子! 何やってるの!」杏子が気づいて咎める声をあげた。「そんなに乱暴にしたら、壊れちゃうでしょ!!」
「お雛様を出したかたんだよぅ。」桃子は口を尖らせる。
「桃子はいいの、黙ってみていれば。お姉ちゃんとお母さんとでやるから。」

「えー! やだ、桃子もやる!!」
姉妹喧嘩になりそうな勢いを見て、お母さんが仲裁に入る。
「仲良く3人でしましょう。古いお人形だから、壊れやすいの。桃ちゃん、大切に扱ってね。

「でも、これ、私のお雛様でしょう。」
「どーして、お姉ちゃんだけのお雛様になるの? ずるいよそんなの。」
「長女が受け継ぐものなの。そういうしきたりなの!!」
「しきたり、なんて言葉を知ってるんだ。」お母さんが目を丸くする。杏子は得意げに胸を張った。

「しきたりって、なあに?」
「え? そ、それは・・・。」妹の追求に語尾が弱くなる。
「昔からの決まり、かなあ。」お母さんが代わりに答える。
「本当?」

 疑わしそうな桃子の視線を受けて、お母さんも曖昧に笑った。「たぶんね。」
昨日の夜、テレビでお雛様の番組を見た。もう、100年以上も伝わる歴史のあるお雛様。決して可愛らしくはないけれど、テレビの中で持ち主のおばあさんが言った言葉が杏子の耳に付いた。

『このお雛様は、我が家に代々伝わっているものなんですよ。我が家の最初に生まれた女の子にね、引き継がれて行くんですよ。それがしきたりなんです』

 杏子はその言葉をうっとりとした気持ちで聞いていた。「最初に産まれた女の子」と言えば、私のことだ。うちのお雛様だって、お母さんが子供の頃に買ってもらって、お嫁に来るときに持ってきたって言ってたもの。きっと、それがしきたりなんだ!

「ねえお母さん、このお雛様、私が引き継ぐんでしょう? 私が結婚するとき、持っていっていいんだよね。」
「うーん、そうねえ・・・。」
お母さんは困った顔をしながら杏子と桃子を代わる代わる見つめた。

「えー! 桃子は? 桃子は貰えないの? 全部なんてずるいよ、お姉ちゃん。半分分けにしようよ。桃子は大きいお雛様と、はんにんかんじょがいい。」
「犯人官女?」お母さんが大笑いする。桃子は何がおかしいのか判らなかったが、自分が笑われているらしいと気が付いて、ほっぺたを大きく膨らませた。

「お雛様はね、こっちのお内裏様と結婚式をしているのよ。離ればなれにされたらかわいそうだわ。三人官女も結婚しましたっていう印のお酒をつぐ係りなの。五人囃子は結婚式の音楽の係りね。」お母さんはむくれる桃子を膝に抱いて、のんびりした声で話しかける。

「じゃあ、このお髭のおじいさんは? 結婚式にどうして弓矢を持ってるの?」
「うーん。この人は左大臣と言って、すごく偉い人なの。昔の偉い人はこういう格好をしていたのよ、たぶん。」
「じゃあ、この、変なぼっこ持ってる人は?」

 桃子の機嫌は治った様だったが、お母さんは言葉に詰まった。
「うーん。何してるんだろう? 杏子、知ってる?」
 杏子は急にふられて、ちょっとびっくりしてあわてて首を振った。

「でも、きっと、この結婚式にお祝いをするために集まった人よ。新郎の友達かもね。」
「新郎って?」杏子と桃子が同じ質問をする。
「ええと・・・。」お母さんは上も向いてしばらく考えてから、
「そうだ、お夕飯の支度しなくちゃ。はやく飾り付けしちゃいましょう。」

 お母さんはわからなくなると、こうやって逃げるんだから・・・。と、杏子は思ったが、はやくお人形を飾りたかったのでそれ以上は追求しなかった。桃子はしばらくぐずぐずと「教えてぇ~」と言っていたが、お母さんは「はい桃ちゃん。五人囃子さん飾って。」と桃子にお人形を手渡して、話を逸らした。
 
「杏子も桃子もいつか結婚するのね。」
 お雛様に冠をかぶせながら、お母さんが小さい声で言った。あんまり小さい声だったので、桃子には聞こえなかったし、杏子も本当にお母さんが何か言ったのか確信が持てなくて聞き返さなかった。
ただ、母さんが少しだけ寂しそうに見えた。
そんな気がした。




  お母さんが、雛飾りの前に昼間買って置いた雛あられを飾った。スーパーに売ってる色のきつい袋入りの雛あられではなく、駅の向こうの和菓子屋さんまで足を延ばして買ってきたものだ。薄桃色の和紙に包まれている。毎年、お母さんはこれを買ってきてくれる。小粒で、あまり甘くない。でも、薄い色がとっても綺麗で、杏子は大好きだった。

「ねえねえ、これ、いつ食べるの?」
 桃子の関心は雛あられに集中している。今にも顔をくっつけて食べてしまいそうだ。
「ダメよ。まずお雛様が召し上がってから。」
「え~。」桃子は不満な声をあげる。

「さ、次はお夕飯のお手伝いをしてちょうだい。」お人形が入っていた箱を押入に戻して、お母さんはトントントンと階段を下りていった。杏子も後に続く。
 部屋を出るときに桃子にくぎを差す。
「おあずけ!」


おしまい



by なずな | トラックバック(0) | コメント(0) |
子宮ガン検診
  | ママ・母親 | 2010-02-25 23:11 |

今日は近くの産婦人科に子宮ガン検診に行ってきました。
札幌では30歳とか、40歳とか、区切りの歳に無料で
子宮ガン検診と乳ガン検診が受けられます。

何事もないと良いな。
あと、乳ガンもそのうち検診に行かなきゃ。

それと、例のメタボ検診。
絶対引っかかるから行きたくない。


3月には親知らずを抜く手術があるから、
しばらく病院なんて行きたくないな。

親知らず、抜くと言うより
歯茎の中の骨の中から削り取るんです。
考えただけで痛くなる…。


健康が一番ですね。



by なずな | トラックバック(0) | コメント(2) |
ゲーム機 / トイレトレーニング
  | 子どもの成長 | 2010-02-23 23:53 |

どんぐり王子はゲーム(ピコ)とDVDが大好き。
自分で機材を持ってきて、
自分で配線して、
DVDも勝手に入れ替えて
遊んでいます。

すごく大好きなので、
当然1時間や2時間では気が済みません。
「ちょっとニュース見せて」
「ちょっと天気予報見せて」も聞いてくれません。

すっごくテレビに近づいてるし。
このままじゃ目にも頭にも悪いでしょう。
無理に止めさせると大泣きするし。
困ったな、と思っていました。


でも、やっぱり
まだ自分でコントロールできないんだから、
親がゲームの時間を決めてあげなくちゃ。
と思って、
デッキとピコを隠しました。

最初は泣かれたけど、
散歩に連れ出したり、
プラレールを組み立ててあげたり
一緒にレゴで遊んだりしているうちに忘れてしまったようです。


親子の遊びの時間も増えたし、
テレビから離れられてよかった。
一週間に一回くらい出してあげよう。



     *     *     *




最近のどんぐり王子の言葉事情は
ちょいちょい2語文が出てくるようになりました。

先日、児童会館でお誕生日が二十日違いのお友達を見ましたが、
男の子だけど、すらすら喋っていて、
おちっこもトイレもできていました。
すっすごい。
どんぐり王子はまだ「トイレ」が言えないので
トイレトレーニングもまだ。

でも、これは全然心配していない。
たんぽぽ姫も3歳3ヶ月までおむつだったし。


その昔、
2歳からトイレトレーニングした長女すずらん姫は3ヶ月くらいでおむつとれたけど、
間に合わなかったり、お漏らししたり、
失敗も多かった。
次女のたんぽぽ姫の時は、
「人間って、トレーニングしなかったらどうなるんだろう?」と
実験的にあえてトレーニングしなかったら3歳3ヶ月までおむつ。
そこでトイレに誘ってみたら、
すぐにできるようになりました。

トイレ寒いし。
春になってから、どんぐり王子のトレーニングを開始しようと考えています。
…男の子って、
最初から立ってさせるのかな?



by なずな | トラックバック(0) | コメント(0) |
言葉の遅い子のあつまり 卒業!
  | 子どもの成長 | 2010-02-17 23:21 |

今日、どんぐり王子は言葉の遅い子の集まりを卒業しました。
「社会性がない」と言われて半年、
療育が必要な状態か様子を見るため、月一回の集まりでしたが、
とりあえず、今すぐには必要ないと言うことで
無事卒業しました。
まあ、3歳児検診でまた要チェックですけど。

言葉の方は今でもすごく遅れていますが、
要求を言葉でしようとすることと、
物の名前に興味を持ったことと、
本に興味を持つようになったことが
大きな成長でしょうか。

社会性は、
まあ2歳児の社会性なんてどんなもんなのかよく分かりませんが、
お友達に笑いかけたり、顔を見るようになりました。
今日はお友達とおままごとをして、
コップにお茶を注いで乾杯をしていました。
最初に指示したのは私ですが、
それから何回も二人で乾杯していたので、
乾杯ごっこを楽しんだようです。たぶん。

お友達はいないし、きょうだいはほとんど大人だし、
子供同士のつきあいを密にすることは難しいのですが、
できるだけそう言う機会をつくらないとなあ。

ものの取り合いも、
ケンカも、
叩いて泣かしたり、泣かされたり
謝ったり、許したり
大切な成長のステップなので、
そう言うことにおおらかなお母さんの子供と友達になりたい。
公園とかにいないかなあ。
幼児教室も考えたのだけど、それもね。


幼稚園は4歳からにするつもりなので、あと2年。
手元で可愛い時を大切に過ごしたい。
最後の子であり、最後の育児なんだから。
(でも、数年したら、孫の面倒を見させられるかも?)






      *      *      *








ついに3語文!!
先日のバレンタインデーにて。
おじいちゃんにチョコをあげたら、どんぐり王子曰く

「じーじ、ちょこ、ちょうだい!」

すごく強い気持ちで主張するときには難しい言い方もしようと思うのかもね。
言葉も意欲なんだなあ。
意欲は興味なんだなあ。

どんぐりの興味はスイッチを押すこと。
機械を操作すること。
ゲーム(ピコ)すること。
外で遊ぶこと。
ジュースを飲むこと。
(冷蔵庫を開けて、紙パックジュース1000mlをだし、コップに注ぐ。
もちろんこぼすけど、行動は正しい。)

興味が有ればやるんだなあ、ヒトは。
どれだけ子供に興味を持たせることができるか、
親の使命はここにあるのかもね。

と、考えついた半年でした。

とにかく、卒業おめでとう、どんぐり!



by なずな | トラックバック(0) | コメント(0) |
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