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■アリステア■2005年6月生まれの長女♪11歳になりました☆通称アリ。8月から小学5年生♪サッカーと乗馬、ローラーブレードが大好き☆
■Gvin■2003年からスウェーデン暮らしの日本人ママ♪幼稚園で調理師として働いています☆
■ピエテル■新聞社勤務のスウェーデン人パパ ♪長女の天敵。次女に激甘。恐妻家☆
■フェリシア■2010年2月生まれの次女。6歳になりました。8月から小学校準備クラスに入ります。口達者、典型的次女気質☆
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by Gvin |
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ありがとう、さようなら |
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9月12日にスウェーデンを出発し、日本に帰省していました。
今回の帰省の目的は父のお見舞いです。
6月7日に余命宣告された父。
6ヶ月と言われたけれど8月末に一気に病状が進んだので、バタバタと帰省を決めてふーちゃん1人を連れ帰省。
友人が成田まで迎えに来てくれて家まで送ってくれました。
半年振りに見る父は別人でした。
痩せてほぼ寝たきり。
骨と皮だけになった父にショックを受けつつ、声をかけました。
お父さん、帰って来たよ!遅くなってゴメンね。
父は涙を流しながら、こう言いました。
わざわざありがとう。もう、会えないかと思ってた。迎えにも行ってやれずごめんね。会えて良かった。これでもう会いたい人には皆会えた。
父はずっと過去の話をしていました。
あの時こうしてあげられなくてごめんね、千葉に引っ越す事になってごめんね・・・・・・・・・
私はこう答えます。
大切に、しっかり育ててもらって感謝してるよ。千葉に引っ越してきたから今の自分があるんだよ。お父さんの子供で良かった、本当に子供3人皆感謝してるよ。
父は最期まで、いい子に育ってくれて何の後悔もない。
子供達には何の心配もない・・・・・・・そう言って笑っていました。
10月7日、午後14時に母に呼ばれて父の部屋に行くと父は既に力尽きていました。
お父さん、駄目よ。まだ駄目よ!もう少し頑張って!
何度も父の胸をさすり呼びかけましたが、父は天国へ行ってしまいました。
私がスウェーデンに戻る予定の前日の事でした。
余命宣告から4ヶ月。
最後の1週間は医者からいつ何がおきてもおかしくないと言われていました。
最後に母の腕を力いっぱい掴んでいたそうです。
自分の部屋で死にたい!と自宅介護を希望し、母が一人で診ていました。
体を清めて服を着せた時の父はやせ細り、私の知っている父ではなかったけれどもうこれで苦しみはなくなったのかなと思うとチョッとホッとしました。
いつも帰省が決まると当たり前のように迎えに来てくれた父。
孫達を愛し、家族を愛し、厳しかったけど、大好きでした。
もうお父さんがいないなんてまだ夢を見ている様です。
父の遺言で父が生前使っていた時計をピエテル氏に貰いました。
父の無効になった免許証も貰って来ました。
まだ写真やその他を見ることも出来ず、父について話すことは出来ないけど、今はこう言いたいです。
お父さん、ありがとう。
さようなら・・・・・・・・・
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by Gvin | |
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