りなのぐらぐらだった歯が抜けた。
りなのクラスメイトのハレッドくんのお母さんは、昔歯科の関係の人だったそうで、いろいろ教えてもらっている時に、
“よく、ぐらぐらの歯を引っ張って抜いちゃう子がいるでしょ?あれ、よくないのよ。”
と言っていたので、りなには、引っ張らないように言っていた。
りなも言うことをよくきいて引っ張らないようにしていたのに、ある朝歯磨きの仕上げをしていたら、あれ?一本足りないよ。と気づいた。
その前の晩に、仕上げ磨きをしていたときには、確かにあったのになぁ。
抜けた歯がどこに行ったのか、ベッドの中か?枕の下か?床にぽろっと落ちてるのか?といろいろ見てみたけど、見つからない。
私は、“寝ている間に抜けて、飲み込んじゃったんじゃない?そういう話、きいたことあるし。”と言って、
“もう一本、ぐらぐらの歯があるから、それをTooth Fairyにあげたらいいよ。”となぐさめた。
そう、実はりなは、Tooth Fairyが来るのを楽しみにしていた。なのに、抜けた歯がなかったら、Tooth Fairyは来てくれないしねぇ。
(Tooth Fairy~トゥース・フェアリー、つまり歯の妖精ですね~とは、抜けた歯を枕の下において置くと、Tooth Fairyがやってきて、歯を持っていっちゃうんだけど、コインを置いていく、っていう妖精のことなんだそうです。私も実はよく知らないんだけど・・・。)
まあ、乳歯はまだまだあるし、1本くらいは飲み込まずに、Tooth Fairyにあげることができるでしょ。
楽しみは先にとっておこうね~。
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