りなには“うなたちゃん”という、彼女の想像上のお姉ちゃんがいて、時々彼女の会話に登場する。
今日はうなたちゃんの運動会があるので、出かけてくるね、と言い、りなはドアに向った。
“ひとりでお外に行くのは危ないから、だめだよ~。”
と言っても、
“だいじょうぶ。うなたちゃんのうんどうかいは、あぶなくないから。へんなひともいないよ。”
と言う。
だんなに頼んで、りなと一緒についていってもらうことに。
出る前に、りなは鉛筆で紙に地図を書き、運動会のある場所を示す。(もちろん、想像上の地図だけど。)
そして2人は出かけていった。
しばらくして帰ってきた2人。
りなはしくしく泣いていて、運動会の場所に行けなかった、と言っていた。
辿り着かなくて当たり前。だって想像上の場所だもの。
さて、ここで私もだんなも考える。
この想像上の“友達”にいつまで本気で付き合えばいいのか?
“うなたちゃんは、現実にはいないでしょ。”と、はっきり言うべきか?
それとも想像の羽をはばたかせるよう、りなの想像の世界を壊さないよう、対処すべきなのか?
確かに私も子供のころ、いろいろな想像をして、お話を作ったりしたことはあるんだけど。
ここまで大人をまきこんだかなぁ?
さて、凡人の私にはどうするべきなのか、よくわからず。(これも教育?それとも心理学とかの分野かな?)
どうしたものやら・・・・。
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