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Ω 焼きおにぎり一家の思い出つづり Ω
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私・くんたと、夫・焼きおにぎり、長女・こはタン、長男・ヤマピ、次女・みんみの5人家族。平凡な日常です・・・
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くんた家・総勢5名。ラクマツくんたと、焼きおにぎりな夫、ひょうきんこはタン(7歳)、貫禄は係長ヤマピ(2歳)、新星みんみ(0歳)です。
by くんた~Ω。
 
 
 
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前の10件  
春です
  | お出かけ | 2009-04-07 00:06 |

夫が春に大事な試験を控えているため、我が家にはここ数ヶ月、少々緊張感が漂っている。

仕事が忙しいので、早起きをしたり夜更かしをしたりして勉強の時間を作り、夫は日々努力をしている。
妊娠生活でラクマツに拍車のかかった私には、とても真似できない。

元々私は時間を無駄に使うことを得意とする人間なので、忙しそうな夫の邪魔にならないように息を潜めつつ、栄養バランスのとれた食事で夫を応援したいと考えている。

先週の土日は仕事を休んで勉強に専念するとかで2階にこもっていたが、聞けば大半は寝てしまっていたそうで、落ち込んでいた。

でも普段から仕事も忙しく、午前様になることもしばしばの夫なので、本人としては不本意そうだけど休養を取れたと聞くと、ついつい嬉しく思ってしまうのが妻心というものだ。

夫は昔からよく勉強をする人のようで、親から 「勉強しろ」 と言われたことがないそうだ。
逆に、「そんなに勉強ばっかりしとると、あほになるぞ」 と注意されることはあったらしいが。


そんな日曜の朝、夫は花見に行こうと言い出した。
まだ開花宣言がされたばかりで、見ごろはまだ先の金沢だが、暖かい春の陽気に誘われて、外で弁当を食べることにしたのだった。

夫はいつの間にかネットで検索していたらしく、家のすぐ近所に、金沢の花見スポット10景に選ばれた場所があるというので、そこに行くことにした。

午前中、夫は2階にこもって勉強をし、私は休み休みお弁当をこしらえて、正午をめがけて出発した。

車で、家の裏の山道を15分ほど行っただろうか。
明るくて景色のいい山道に、小さな桜の木がちらほらと立つところに来た。
満開になってもさほど迫力はないであろう程度の、ささやかで味わい深い花見スポットだった。

人も車も通らない、桃源郷のような場所だった。

畑に咲く濃いピンクの桜が満開で、その近くのあぜ道に車をとめ、敷物を敷いて弁当を広げることにした。

こはタンは昔から、外で敷物を広げてお弁当を食べるのが大好きなので、暖かくてお花も咲いているこの日は本当に嬉しかったようで、終始笑顔が満開で、とても楽しそうだった。

お弁当を食べたら私は敷物に転がり、夫はこはタンを肩車してお花を見せてあげた。

静かな空間にこはタンの無邪気な笑い声が何度も何度も響いて、私は夢の中にいるみたいだった。

夫がいてこはタンがいて、みんなが笑っていて、光や、温度や、空気や、自分を包む全部が本当に本当に幸せで、この嬉しさを、目にも体にも焼き付けておきたいと思った。

満開の豪華な桜の下で、たくさんの人に紛れて大勢でする花見も良いのだが、私達にはこれくらいがちょうどよく、何よりの贅沢だ。

行きと帰りを合わせても2時間程度のお花見だった。
家に帰ってこはタンと私はお昼寝をし、夫はまた2階にこもって勉強をし、私達の休日は過ぎた。

厳しい冬は終わり、新しい春です。



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でぃずにぃりぞーとのこと
  | お出かけ | 2008-09-28 09:27 |

初日はでぃずにーしーの方に行った。
あそこは中で酒が飲めるということだったので楽しみにしていたが、うまくいけば妊娠4週に差し掛かる頃だと思い、渋々禁酒とした。


最初に並んだ乗り物は、海底のような建物の中にある、回るフグの背中に乗るやつだった。

噂どおり並ぶなぁと思いながら、財布を出し、お金を払う準備をした。
きっと一人1800円くらいするに違いない。
ごくりと生唾を飲んで待っていた。

しかし、列はわりとすんなり進むが、一向にお金を払う場所も店員も現れない。


もしかして、事前に券を買っておいて、乗るときに渡すだけのシステムになっており、並んだはいいが券を持ってないので乗れないなんてことになるのではと思った私は、おそるおそる夫に

「これは一体、どこで券を買うのかね?」

と聞いた。


さすが、事前に勉強してきている夫は

「あんた、ここの乗り物は全部無料やよ」

と即答した。


「この、海底みたいな建物の中は、全部無料なん?」
と聞くと、
「外に出ても、全部無料やよ」
と、なんだか情けない表情を浮かべて言った。


いろいろ乗ったら3万はかかると踏んでいた私は、大いに驚いた。
すごい王国だ。
どの乗り物も、やたらと並ぶはずである。

「全部無料なんて、夢みたいやね!手取フィッシュランドでも、一回300円はするのに。」
と言うと、
「でも手取は、入場料が無料やよ。」
と言った。

「そうか!入場料が無料なんて、手取も案外夢のようなところやったんやねぇ。」
と言うと、
「あんた本当に幸せな人やね。」
と、ますます情けない表情で言った。


無料だと知った私は、並ばないで済むアラジンのメリーゴーランドに、こはタンと二人で3回乗った。


「帰ったら、乗り物が無料やったってブログに書こう」
と言うと、夫は静かに
「書かん方がいいと思うよ」
と言った。


ちなみに後から知ったことだが、こはタンは3歳だったから入場料さえも無料だったのだ。
入場料なんていっぺんに払うから、誰がいくらかなんて考えていなかった。


金に無頓着すぎて、いつか痛い目に遭うと、自分でも思う。

これが、でぃずにぃりぞーとエピソードその1である。



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初映画
  | お出かけ | 2008-01-14 15:54 |

先月は師も走る月というだけあって心も体も忙しく、すっかりご挨拶が遅れてしまいましたが、2008年もよろしくお願いいたします。

今日は久々にゆっくりとした休日だったので、こはタンと映画を観に行った。
たまごっちのやつだ。
こはタンには少々退屈な映画だったようだが、完成度の高い平和感はかなり私の好みだった。

「起きてよブラックホールっち」

と町中が叫んだときには、私も心の中で大きく唱えたものだ。


こはタンの最近のお気に入りは、クリスマスプレゼントとして贈ったトトロのDVDだ。
毎日のように観ており、ビックリするほどセリフをよく覚えていて、私のことを「おねえちゃん」と呼ぶ始末だ。
悪い気はしない。

「メイしゃ~ん」

と呼んでほしがるのだが、それは婆ちゃんのセリフなので、少々不本意だ。



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ジャイアント・こは、再び
  | お出かけ | 2007-07-09 20:48 |

おとぎの森公園が気に入った我々は、先日珍しく休日が
合致した日、再び足を運んだ。

天気予報は、夕方から雨。
雨雲は、石川県から徐々に富山に攻め込むようだった。

お弁当を作り、いざ出かけようとしたら、外は既に雨だった。

雨は夕方からでは?というところには目をつぶり、
富山はまだ晴れているはずなので出かけることにした。

雨雲から逃げるように、高速に乗ったのだが、走っている間中、雨は降ったりやんだり。
文字通り、雨雲に追いつかれたり逃げたりしていたわけである。

高速で走ってても追いつかれるのだ。
雲が引き返しでもしない限り、逃げ切れるわけがない。

おとぎの森公園に到着したのは午前10時。

着いたときは公園の中には本当にたくさんの家族連れがいたのだが、
私たちが車から降りたとたん雨が降り出し、みんな荷物をしまってそそくさと帰り始めた。

10分もしたら、公園内には人っ子一人いなくなった。

帰っていく家族連れは、私たちが雨雲を連れてきたとでも思っていやしないかと心配になるほど
雨と私たちは同時に到着したのである。

うっかりすると、帰っていく家族連れに謝ってしまいそうになるが、
私たちだって雨にやられた家族のひとつだ。
そこは堂々と見送ったのである。


こはタンが、ドラえもんやしずかちゃんとの再会を喜んではしゃぐので、傘を差して追い掛け回した。

夫は、自慢のカメラが濡れると困るから木の下から一歩も出ずに、妖怪のように不気味に
たたずんでいた。

こはタンと私には埋められない身長差があるので、傘を差して歩いたら結局どちらも濡れる。
いい加減私たちは、屋根のあるベンチに避難した。
『妖怪 カメラダイジ』は、いつの間にか木の下からベンチに移動していた。

雨はやみそうにないし、今やんだとしても、遊具は濡れてて使えない。

残念がっていたらむしろ残念なので、とにかく、少し(かなり)早いがお弁当を食べることにした。

時間が時間だし、別にそんなにお腹がすいていたわけではないけど、
雨がしとつく、ひと気のない公園を眺めながらお弁当を食べるというのもなかなかオツというか
なんだか妙に楽しくて心がはしゃいだ。
妖怪もこはタンも、とてもはしゃいでいた。

お弁当を全部食べたら、私たちは家路に着いた。

雨が降って残念だった。
と思いきや、それはそれで思い出に残るひと時であった。



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ジャイアント・こはタン
  | お出かけ | 2007-05-21 20:38 |

先週 水曜日は保育所の遠足だった。

富山県の、おとぎの森公園というところに行ってきた。

私は昼に急な仕事が入り、途中で帰ることになったのだけど、
お弁当を全部食べてくれる姿を見られたし、
ジャイアンと写真も撮れたし、
すごく楽しかった。



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結婚式
  | お出かけ | 2007-04-29 01:09 |

友人の結婚式に家族3人で招待していただき、今日、出席してきた。

晴れ渡る青空が、2人の門出を祝い、未来を照らすようだった。
・・・なんて。


朝、私は髪をまとめ、黒色のドレスを着た。

こはタンには、義母が昔買ってくれたピンクのドレスを着せたら、引きちぎらんばかりの勢いで
嫌がったので、急きょ、ドレスよりは少し控えめな赤色のワンピースを着せることになった。

これもやはり力いっぱい嫌がったのだが、なんとかごまかしながら、着せることに成功した。

着せたものの、こはタンはスカートをはくことが普段ほとんどないので、足元が心細かったらしく、
「ジュボン!」
と言って、ズボンを要求した。

せっかくのワンピースの裾から貧乏臭いズボンが覗くことは避けたいので、
前の保育園で、発表会で使うというためだけに買った赤色のブルマーを履かせると
納得したようだった。

靴はシャレたものは用意しておらず、普段用のスニーカーにレースのリボンを縫いつけた。
髪にもリボンをあしらうと、「新婦、ごめん」 くらいのお姫様が出来上がった。


会場は、入り口から早速、床にゴージャスなじゅうたんが敷き詰めてあったため、
こはタンは入るなり、ご丁寧に靴を脱いで歩き出した。

そして会う人会う人に愛想を振りまき、たくさんの人に可愛がってもらえた。


披露宴の間、子供用の椅子にちょこんと座ったこはタンは、機嫌よく料理をあれこれ食べた。

かまぼこを食べ、「おいしいねぇ」 などと言ってしまうと、あちこちからかまぼこが集まってきて、
こはタン用の食事は事前に断っていたのに、こはタンが一番食べていたように思う。


余興で誰かが歌を歌うと、気持ち良さそうに体を揺らし、手拍子をしていた。

感動の場面でうっかり鼻歌を歌ってしまったときも、「こはタン、しー やよ!」と私が言うと、
「しー やね!」 と人差し指を自分の口に当て、静かにしていられた。

そして宴もたけなわな頃、こはタンの大仕事、花嫁さんに花束を渡す時間がやってきた。

会場の後ろの方に呼ばれたこはタンは、係員のお兄さんの話を真剣に聞き、打ち合わせをていた。

いよいよ花束を持って歩いて行くとき、バックミュージックで、ミッキーの行進曲が流れた。

こはタンは任務を忘れて感激し、「お母ちゃん!!ミッキーやよ!」 と言って立ち止まった。
私が、「ミッキーやね!お花、渡しておいで!」 と言うと、こはタンはまた歩き出した。

会場を暖かい笑いに包み、こはタンは花嫁さんに花束を渡すことができた。

お礼にと、花嫁さんはキティちゃんの風船と、お菓子がたくさん入ったプリキュアの袋をくれた。

こはタンはキティもプリキュアも大好きなので、大喜びだった。
みんなに「みてみて!」と見せびらかし、プリキュアの袋を背中にしょって見せた。

本当にたくさんの人に可愛がってもらい、こはタンもとても楽しそうで、とても嬉しかった。


披露宴が終わると、私たちは一旦帰宅し、みんなで昼寝をしてから2次会に出向いた。

2次会では、こはタンはいつもの素朴な装いに変わり、身軽に動き回った。

私と夫の友人で、柔道をしている体の大きな男性のことを、こはタンは
「くまちゃん」 と呼んでいた。

彼もこはタンを可愛がってくれて、遊んでいる2人が
【モンスターズインク】 みたいに見えてならなかった。

くまちゃんはこはタンのことを、【ヒラメちゃん】と呼んでいた。

【じゃりん子ちえ】のヒラメちゃんに似ているからだそうだ。


2次会の最後にも、こはタンには花束贈呈の大仕事があった。

出番になると、こはタンは打ち合わせどおり、花嫁さんにきれいな花束を渡した。

次は新郎にも渡す予定だったのだが、こはタンはもう一つの花束も花嫁さんに渡し、
会場の笑いをとった。


疲れもしたけど、とても楽しくて幸せな一日だった。

新郎新婦に贈った圧力鍋、新婚生活で使ってもらえるといいなぁ。



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幸せのおすそわけ
  | お出かけ | 2006-10-18 22:51 |

土曜は、同僚の結婚式の二次会にお呼ばれしたので、
夫とこはタンと3人で行ってきた。

二次会とは思えない広い会場で、入場やキャンドルサービス、
ケーキカットの様子なんて、披露宴かと思うほど本格的だった。

そんな披露宴さながらの二次会なので、招待された人たちはもちろん
自慢のドレスやスーツでバッチリ決まっていた。

そんな中、まさかそんなに本格的なパーティだとは思わず、
全くドレスアップせずに参加した私たち家族は、ビックリするほど浮いてしまった。

私はベージュのカーディガンを羽織っており、夫は茶色のシャツだ。
改めて自分達をよく見たら、完全におじいちゃんとおばあちゃんである。

ビンゴでリーチになったときも、ステージに上がりづらいったらない。

しかし夫が勇気を出してビンゴコールをしたところ、もらえた景品は『リロ&スティッチ』
スティッチのぬいぐるみで、こはタンは見るなり大喜びで抱きかかえた。

結婚間近の彼女と2人で参加していた友人が獲得した景品は、大人のオモチャセットだった。
こはタンのぬいぐるみといい、景品はうまいこと相応なところにもらわれていくものだなぁと、
妙に感心してしまった。

最初は緊張して私の膝の上で固まっていたこはタンだったが、すぐに慣れて会場中を走り回った。
こはタンを追い掛け回していて、料理を楽しむ余裕がなかったのだが、それはそれで
とても楽しかった。

私もとても幸せだし、新郎新婦の幸せそうな笑顔も見られたし、あぁ、みんなが幸せっていいなぁ。
と、しみじみ感じたのだった。



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行ってきます
  | お出かけ | 2006-10-02 05:06 |

今日から兵庫に行ってきます。
でも主に大阪に滞在し、宿泊は京都です。
一人三都物語。

夕べは景気付けに、くんた家恒例 ・ 温泉と食べ放題 に行ってきた。


午後、夫が仕事から帰ってきたら、まずは新居を見に行った。
お義父さんが、今度は家の周りを、ピンクベージュのブロックで囲んでくれて、家の後ろには
フェンスまで作ってくれた。

家の後ろには1メートルほどの落差があって、小さい子がいると危ないなぁと感じていた。
でもフェンスなんて作るとお金がかかるから後回しにするつもりでいたら、お義父さんが作って
くれたのだ。

お義父さん、本当にありがとう・・・。

その後、デパートに、今日からの旅に必要なものを買い足しに行った。

夫とこはタンにはちびっこ広場で遊んでいてもらい、私がその間に買い物をすることに。
こはタンに、「ちょっと行ってくるね」と言うと、こはタンは表情を変えず、何も言わずに
私を見送った。

30分ほど買い物をして戻ったら、私に気付いたこはタンが、満面の笑顔で走ってきた。

その姿を見ていた夫は、嬉しそうに「初めて笑ったわ」と言った。

それから、我が家が一番気に入っている、市外の温泉に行った。
車を降りて歩いているとき、夫がしみじみと話し始めた。

「さっき、お母さんが買い物に行った後、こはタンはちびっこ広場でウロウロしとったけど、全然
笑わんかってん。それ見とったら、いつも、寂しいけど我慢せんなんって、こはタンなりに思ったりしとるんやろうなぁと思って。我慢ができるようになったんやなぁ。」


そして、ちびっこ広場のときとは打って変わって楽しそうにはしゃぐこはタンを見ていて、

「でも、こはタンが我慢できることに俺らが甘えてしまって、我慢させてばっかりおったら
いかんなぁと思ったわ。そうすると、こはタンの心の寂しい気持ちが大きくなりそうな気がして」


と言った。

聞いていたら、胸がじんとした。
焼きおにぎりは、こはタンが出したほんの少しの心のシグナルに気付いたのだ。

こはタンが保育園を楽しめていることに、甘えてしまってはいけないなと改めて思った。
こはタンが保育園を楽しめるのは、帰る家があって、帰ったらお母さんがいるからなのだ。

本当は、お母さんと一緒にいたい。
その気持ちを、忘れちゃいけないな。

焼きおにぎりはとても温かい心でこはタンを見ている。
そのことが、私の心も温かくした。

今日から(正確には昨日から)4日まで、こはタンとずっと一緒にいられる。
お父さんと私とこはタン、3人三都物語だ。

こういう時間を、目いっぱい大事にしよう。


話は戻って、温泉の話。

こはタンは終始、妙にお利口さんだった。
脱衣場では、脱走したり、浴室の扉を内側から押さえたりせず、自分でズボンを脱いで
ロッカーに入れ、私と手をつないで浴室に入った。

洗い場では、こはタンはプーさんの椅子にどっしりと腰掛け、キョロキョロしていた。

ヨチヨチと徘徊する1歳くらいの女の子を見つけ、ちょっとだけ近づいていったが、すぐに
戻ってきてプーさんの椅子に座った。

1歳くらいの女の子は、ニヒルな笑みで私を見た。

体を洗ったら、手をつないで湯船に行った。
こはタンは湯船の淵に自分で上り、そーっと湯船に足を浸け、適温だとそのままドップリ浸かって
湯船の中をフワフワと歩き回って喜んでいた。

露天風呂にも入り、こはタンはニコニコしながら私を見ていた。
こはタンの、おばあちゃんみたいな優しい笑顔に、心も体も癒された。

最後にシャワーを浴びたら、こはタンは嫌がると思っていたのに、私の真似して目をつぶって
シャワーの下に入ってきた。

浴室を出ると、こはタンはベビーベッドの下に行き、両手を広げて「ピョーン!ピョーン!」と言って
ベッドに上りたいとアピールした。

他に使う人もなさそうだし、『2歳半まで』って書いてあるしいいかと思い、こはタンをベッドに
上げると、嬉しそうに転がった。
体を拭いて服を着た後は、こはタンの嫌いなドライヤーの時間だ。

こはタンにドライヤーを向けると、こはタンは案の定嫌がり、それでも続けようとしたら
「メッ!!」と言って叱られた。
でもこはタンは「メッ!!」と言った後、上目使いで口をとがらせて動きが止まるので、
その間にドライヤーを済ませることができた。

うっかりしたことに、こはタンの飲み物を忘れてしまい、喉が渇いたこはタンはよその人が
持っていたお茶のペットボトルに手を伸ばし、「ジューチュ・・・」と言っていた。

喉が渇いたと言って大泣きしていた頃が懐かしい。

車に戻ってお茶を飲み、食べ放題に参戦した。

私は、猛烈な食欲で夫を驚かせた。
食欲の秋が、猛威を振るっている。

こはタンはコーンスープばっかり飲んで、大好きなウィンナーもあんまり食べなかった。

そんな感じで勢いづいたところで、今日から兵庫に行ってきます。



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気の合う仲間
  | お出かけ | 2006-09-24 00:10 |

私の夫は、25歳。
若造である。

だがどうも世渡りがうまく、18歳の頃から
どこか中年の空気を持つ男だ。

そんな夫は、異動前の職場でよく、50歳を過ぎた大先輩、
言わば【本物の中年さん達】
と、飲みに行ったりしていた。
現実には可愛がってもらっていただけなのだが。
もちろん、三次会は寿司屋だ。

ある日、
今日はそんな本物の中年さんと飲みに行く日だ 
という朝、
私たちが日課にしている『今日の占い』をチェックしていたら、
【てんびん座の人は、気の合う仲間と飲みに行きましょう】
と書かれていた。

夫は、若干25歳のてんびん座
気の合う仲間は、50歳を過ぎた本物の中年さんである。

それ以来私たちは、夫のことを可愛がってくれる本物の中年さんのことを
【気の合う仲間】
と呼ぶようになった。

いや、実際には本当に可愛がってもらっているだけなので、失礼な話なのですが・・・。


ずいぶん前置きが長くなってしまったが、昨日、【気の合う仲間】のお一人が、久しぶりに夫を
飲みに誘ってくださった。
町の祭りがあるからと言って、ご自宅に招待してくれたのだ。

夫は休みだったので、夕方バスに乗って【気の合う仲間】のご自宅に向かった。

私はこはタンと2人でお留守番をする予定だったのだが、
【気の合う仲間】の皆様が、夫に「家族を呼べ」と言ってくださったので
急きょ私にもお呼びがかかった。

私はちょうど帰り道で、こはタンと一緒に食べようと思ってうどんを買っていたところだったのだが、
夫の【気の合う仲間】の皆様にもにお会いしてみたかったし、
お祭りだなんてあまりにも楽しそうなので、喜んでお誘いに乗ったのだった。

そそくさと帰宅し、よそ行きに着替えてこはタンを迎えに行き、そのままこはタンを連れて
夫の【気の合う仲間】さん宅に向かった。

お祭りと言っても、屋台が出たり獅子舞が練り歩いたりするようなものではないようで、
祭りにかこつけて大人が集まって飲む会』
というような感じだった。

私達の他はみんな50歳を過ぎた熟年熟女のご夫婦だった。

夫のことを可愛がっていただけていることが妙に嬉しく楽しく、和やかに時は過ぎた。

【気の合う仲間】さんには、4歳のお孫さんがいた。
女の子だから、こはタンの好みにストライクなオモチャをたくさん持っていて、あれこれこはタンに
貸してくれるので、こはタンは時を忘れて遊ぶことに没頭していた。

お孫さんもこはタンも人見知りが激しく、お互いに少々ぎこちない感じがして可愛らしかった。

そして【気の合う仲間】さんは、とても人懐こいダックスフンドちゃんを飼っていた。

動物が大好きなこはタンなので、最初は「ワンワン!!キャーーー!!」と言って
感激していたのだが、小型犬とはいえ飛び付かれて顔を舐められると、「うわぁーーーん!!」
泣き出した。

【気の合う仲間】さんの奥様がダックスフンドちゃんを檻に入れると、
こはタンは舐められて怖かったことを忘れて、再び「ワンワン~!!」と寄って行っていた。

本当に楽しい時間を過ごし、私たちは10時半に帰宅した。
こはタンは、いつもより遅く寝たにも拘らず、夜泣きは欠かさないのだった。

今朝は、お土産にドーナツを買って【気の合う仲間】さんの家に昨夜のお礼に伺ったのだが、
逆に大量のを頂いてしまった。

わらしべ長者ならぬ、ドーナツ長者。現代風だ。

なんて・・・
私まで、思いつく冗談に中年ぽさが滲んできていることが、
嬉しいような恐ろしいような、複雑な気持ちである。

→ 私たちからこはタンに誕生日プレゼント、水で絵を描けるマット



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広島に行ってきました
  | お出かけ | 2006-09-20 23:32 |

出張で、2泊3日広島に行ってきた。

出発したのは日曜の朝7時少し前。

順調に行けば8時間で着く道のりだが、
こはタン連れなのでSAのたびに休憩しまくり、
10時間かかって広島に到着した。

心配された台風の影響は、我々の道中には少なく、
終始小雨に降られる程度だった。

翌日の仕事に合わせ、その日の宿は少し山手の温泉だった。
私たちは温泉を愉しみ、9時には全員就寝した。

台風はその日の夜中に通り過ぎたようで、翌日の昼にはすっかり晴れた。

その日は、この旅のメインであるお仕事の日だ。
私の仕事の間、こはタンは仕事現場の外で夫とシャボン玉をして遊んで待っていてくれた。

午後には仕事を終えて、その日の宿に向かった。

その宿は夫がインターネットで見つけた格安のホテルなのだが、外観も部屋もサービスも、
とても格安とは思えない高級感で、大満足だった。

着いたのは夕方4時頃で、こはタンが『いないいないばぁ』を観ている間、
私と夫は、夜のお好み焼きパーティーに備えてちょっとだけ昼寝をした。

5時半頃、夕食を食べに部屋を出たのだが、結婚式も行われるようなホテルのフロントで
こはタンが探索を始めてしまい、ホテルの外に出るまでに30分以上費やした。

こはタンを追い掛け回してほどよく空腹になった頃、ホテルのすぐ外にあるお好み焼き屋に着き、
私たちは広島風お好み焼きととんぺい焼きと、夫は焼酎の水割り、私は生ビールを注文した。

ようやくありついた広島風お好み焼きは、噂に聞くほどのボリュームがなかったのだが、
そのおいしさは相当なものだった。
私たちは、お好み焼きととんぺい焼きを半分ずつし、一瞬で食べてしまった。

こはタンもお好み焼きを大変気に入ってモリモリ食べた。

全部食べてもなんとなく物足りず、ついついテイクアウトでもう1枚お好み焼きを注文し、
部屋に持ち帰って二次会をすることにした。

部屋に戻り、大きな鏡で遊んで大ハシャギするかわいいこはタンを眺めながら、
缶ビールとお好み焼きで二次会を催した。
大盛り上がり・・・ といきたいところだが、やはりこの日も早めに就寝し、翌日に備えたのだった。


翌日は、朝はゆっくりめに起き、『いないいないばぁ』を楽しんでから朝食バイキングに参戦した。

夫は質素にご飯と味噌汁で済ませたが、貧乏性の私はあれもこれもと欲張り、朝食とは思えない
ボリュームでテーブルを飾った。

それから少しだけホテルの周りの海辺を散歩し、チェックアウトして私たちは平和記念公園に足を運んだ。

夫が見つけたコインパーキングは、公園からやたら遠かった。
こはタンは「抱っこ抱っこ」と騒ぐが、お父さんの抱っこでは許さないので、私が抱くしかない。

ずい分涼しくなったはずなのに、汗だくになりながら30分ほどの道のりを歩いた。

やっと公園に着いてこはタンはやっと私から降りてくれたのだが、こはタンにとってはもちろん
平和公園なんてただの公園に過ぎず、ハトを追いかけてどこまでも行ってしまった。

私たちは交替でこはタンを取り押さえつつ、平和を祈念して作られた塔や鐘を見て歩いた。
慰霊碑のところでは、私たちを真似てこはタンもしゃがんで両手を合わせ、「ナムナム」した。

資料館の地下では、原爆を経験した人たちの絵を展示されていた。
目を逸らしたくなるような悲惨な描写もあったが、若い私たちは、二度と同じ過ちがおこらないよう
何があったかを知らなくてはいけないと思うのだ。

私たちは確かに、犠牲者の生きたかった心と、平和を願う切実な思いを心に刻み、平和公園を後にした。


そして私たちはまた、お好み焼き屋に向かった。
この日に行く店は、事前にインターネットでリサーチした有名店なので、さらに期待が膨らむ。

店に着くなり、外で並んで記念撮影をし、中に入り、もちろん【広島風お好み焼き】の、なんだか
色々入ったゴージャスなやつを二つ注文した。

今度は見るからに文句なしのボリュームで、一口食べると、もう本当においしいったらない。

思わずテンションが上がった私は、狭い店内で

「野菜やろ~?麺やろ~?肉やろ~?卵やろ~?
それらをまとめるのが、ソースという指揮者やろ~?

まさに、味のオーケストラや~!!

と、大きな声で言ってしまい、夫は動揺してキョロキョロしていた。

満タンの腹を抱えて車に乗り込み、私たちは一路、金沢へと帰宅の途に着いたのである。

こはタンがしっぽりと夕寝を始めてくれたので、最初の3時間ほどは距離を稼ぐことができた。
私たちは歌ったり語ったりしながらドライブを楽しみ、午後11時頃、金沢に辿り着いた。

帰りはこはタンがよく寝てくれたお陰で、9時間ほどで着くことができた。

往復1300キロの道のりを頑張ってくれた愛車のノアちんにも感謝の言葉をかけて部屋に入り、
旅を無事に終えられた喜びを噛み締めながら、布団に転がって朝まで休んだのだった。



by くんた~Ω。 | トラックバック(0) | コメント(5) |
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