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くんた家・総勢5名。ラクマツくんたと、焼きおにぎりな夫、ひょうきんこはタン(7歳)、貫禄は係長ヤマピ(2歳)、新星みんみ(0歳)です。
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by くんた~Ω。 |
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3人目のかわい子ちゃん~誕生秘話その3~ |
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7月2日午前1時頃から、助産師さんが付いていてくれた。
誰かいてくれると頼もしいのだけど、手を焼かせているのだと思うと、早く産まないと申し訳ない気もしてくる。
それに私は、これまでの出産のときも腰をさすられるのはあまり嬉しくなかったのだが、陣痛中の産婦さんは腰をさすってやるのが定番という世の中の流れとでも言うのか、いつも無断で腰をさすられるので少し困るのだ。
何しろ、私は美容院で、耳を拭かれるのがとてつもなく不快だと思いつつ、やめてくれと言えたことがない人間である。
腰をさするのをやめてくれと言いたいのだが、言ったときの後悔を考えるととてもじゃないけど言えやしない。
今回も助産師さんは、せっせと私の腰をさすってくれた。
私は、何かのハプニングで腰をさするのをやめる運びにならないだろうかと、偶然の力に依存したが、そんな都合のいいハプニングが起こるはずもなく、だいたい、腰をさするのをやめざるを得ないハプニングってどんなハプニングなんだと、頭の中は腰をさするのをやめさせることばかりでいっぱいになっていた。
せっかく親切でさすってくれているのに申し訳ないと思いつつ、我慢できなくなってとうとう「触らないでください」と言ってしまった。
午前2時頃、子宮口もそれなりに開き切ったので、ひとつ分娩台に上がってみようということになった。
夫に、「分娩台に行ってきますよ」とメールを送り、痛みに震えながら支度をしてあの台にのぼった。
左右のレバーを確認し、「そうそう、これが意外と便利でね」とつぶやきながら握ってみた。
「あとはいきみたい感じがあったらいきんでみて」と助産師さんが言うのだが、どうも痛いばかりで、いきみたい感じというやつが訪れない。
力任せにいきむこともできるが、どうにも痛いし怖い。
分娩台で2時間ほどモジモジしていると、助産師さんは、一度ベッドに戻って寝てみたら、いい陣痛来るかもと提案してきた。
この苦しいときに、ここから降りてあそこに戻れってか?
と思いつつ、やる気見せとかないと、産む気あるのかと怒られるかもしれないと思い、またしても震えながらベッドに移動した。
この頃にはもう陣痛は間隔とか波とかいう状況ではなく、全身が痛みで支配されていた。
ベッドに辿り付いたものの、横になることもできずに膝を付いた瞬間、耳鳴りがし、痛みで体がビーンと細かく震え、体の芯から皮膚の一番外側までしびれるような感じがした。
ぼちぼち出まーす
そんな声が聞こえたような聞こえなかったような、その瞬間、自然に体に力が入り、パンという音がして破水した。
助産師さんが「やったねぇ!」と軽快に喜んで、「4時40分、破水!先生呼んで!」と別の看護師さんに連絡をした。
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