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くんた家・総勢5名。ラクマツくんたと、焼きおにぎりな夫、ひょうきんこはタン(7歳)、貫禄は係長ヤマピ(2歳)、新星みんみ(0歳)です。
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by くんた~Ω。 |
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3人目のかわい子ちゃん~誕生秘話その2~ |
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病院に着き車を降りると、付き添おうかと気を遣ってくれた義父に「ここでいいです」と礼を言い、キャリーバッグを引きずってそそくさと中に入った。
早速診察を受けると、子宮口は4センチまで開き、赤ちゃんの頭がすぐ近くまで来ているとのことで、今晩中には生まれるでしょうと言われ、車椅子で入院病棟に移動した。
病院に向かう際、夫を慌てさせまいと、「念のため病院に行っときます」というスタンスでメールを送っていたので、「深夜に一旦解散やから、明日の朝行くわ」という返事だったが、「診察の結果、今晩中に生まれそうよ」と再度メールを送ったところ、「解散になったら直ちに駆け付けます」という返事がきた。
病室は、個室を希望したがあいにく満室とのことで大部屋に入り、荷物を整理してNSTを付けたところ陣痛の間隔が10分を切ってきていたので、動けるうちに陣痛室に行かせてほしいとお願いし、飲み物やら携帯やらを持って陣痛室に移動した。
何かあったらナースコールをというお決まりの文句を残して、看護師さんは出て行った。
私は退屈なので陣痛の間隔をひたすら測りながら、壁に貼ってあった『お産の流れ』という表を見て、自分がどの段階にいるのか、あとどれくらいなのかを考えていた。
時々夫から、「がんばれ」などとメールが来るのが、何か頼もしく感じた。
なぜなら夫がもし一緒に来ていたら多分横で寝ていると思うから、起きていてくれていると思うだけで、一緒にいなくても心強いのである。
23時頃、陣痛の間隔は7分くらいだった。
痛みの強さが増していき、次の波が来るのが憂鬱に思えてきたので、本物だなぁとつくづく思った。
ふと、こうなったらもう後には引けないのだなぁと思い、今更だが出産に対する怖さや、どうなるのかわからないという不安も強く、ここまで来てしまったのだから行くしかないのだという、開き直るような気持ちも湧いてきて、どうにか気持ちを整理しながら、誰もいない陣痛室で時計を見ていた。
誕生日は7月2日になりそうやね。
と夫にメールを送り、一人で7月1日を見送った。
7月2日。
なんだか運命的な日付のような気がしてきた。
とても綺麗な日だと思うのである。
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