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くんた家・総勢5名。ラクマツくんたと、焼きおにぎりな夫、ひょうきんこはタン(7歳)、貫禄は係長ヤマピ(2歳)、新星みんみ(0歳)です。
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by くんた~Ω。 |
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ヤマピ、1歳半検診を受けるの巻 |
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ヤマピの1歳半検診に行った。
妊娠中なこともあって、あまり人と関わりたくないと本能に訴えられた私は、受付開始の20分も前から会場に行き、1番に受けて早めに帰るつもりでいた。
もちろん受付1番だったが、小児科の先生がまだ来ていないとか、歯医者さんがまだだとか、歯科衛生士の人がまだだとかでその都度えらい待たされて、結局全部終えるのに2時間半かかってしまった。
1番に行ったことで、逆にこんなに時間がかかってしまったというわけだ。
ヤマピもすっかり飽きて帰りたさが頂点を迎えた頃、最後に回ったのが言語の発達だった。
ヤマピはこはタンに比べて随分言葉が早く、今ではたくさん言葉を覚え、「おかえり」とか、「ワンワンでっで(おいで)」とか話してくれる。
こちらの言うことも伝わっていると感じていて、「ドア閉めてきてね」と言うと閉めに行ってくれるし、「お父さん帰ってきたよ」と言うと「おかえり~!」と喜んで玄関に走って行く。
好きなことは、お姉ちゃんとかくれんぼをすることや、近所のお友達と外で遊ぶことだ。
心配なことはありますかと聞かれたとき、ありませんと言った。
そうですかと言って、医師だかカウンセラーだか知らないが、正面に座っていた女の人は黙っていた。
ヤマピは帰りたがって私の手を引っ張り、「あっちあっち!」と泣きながら訴えていた。
「ではそちらでしばらく待ってください。」
そう言われたので後ろに下がろうとしたとき、その医師だかカウンセラーだかが何か黙々と書き始めたので、私は何気なく何を書いているのかを見た。
その内容は、
「目が合わない」
「感情が激しく、普通ではない」
「母親を気にせずに遊んでいる」
「発達の遅れ」
「自閉症の疑い」
もっとたくさん、びっしりと書かれていたが、大まかに言うということだった。
私は一通り書き終えるのを待ってから、「目が合いませんでしたか?」
と聞くと
「そんなふうに感じましたね」
ということだった。
もしそういうふうに感じたのなら、なぜ言ってくれなかったのだろう。
家ではどうかとか、話し合うことって必要じゃないのだろうか。
ヤマピは、私に知らされないまま自動的に要注意のハンコを押され、保健士の家庭訪問の対象ということになっていたのだ。
「失礼ですが、きちんとご覧になった上で仰っているんですよね?」
と聞くと、「1歳半くらいの子どもの発達は個人差がありますから、今見ただけではわかりませんからねぇ」とのことだった。
ならばなぜそんなにたくさんのことを疑ったのか、私は根拠が知りたかった。
素人目と、親子のひいき目もあってわからなかったのかもしれないが、これまでヤマピを見てきて、少なくとも目が合わないと感じたことがなかったからだ。
医師だかカウンセラーだかの女性は、私が持参した問診表を指して、
『口や目はどこかを聞いたら指差せる』 の欄が 『いいえ』 となっていることを指摘した。
私はこれまでに、『口』や『目』という名称を教えていなかったから、正直に『いいえ』と書いていた。
でもそれは最初に問診表を出すときに、『口』とか『目』ではわからないけど、「くさいくさいは?」と言えば鼻をつまむし、「いないいないは?」と言えば目をふさぐし、「ハクションは?」と言えば口を押さえるのだと説明をしてあったので、問題だとは思っていなかった。
医師だかカウンセラーだかは、黙って席を離れ、私はそれ以上の説明もなく保健士に引き継がれた。
私は保健士に、
「さっきの人が紙にいろんな症状を書いていたんですが、私は感じたことのないことばかりでしたので、少し説明していただきたいんです。」
と言うと、
「驚いてしまいましたよね。お母さんの育て方が悪いとか、そういうことじゃないんですよ」
と、必死で慰めてくれたが、その答えがとても不本意で、
「私はこの子の親なので、別に何があっても受け止めるつもりでいます。ただ、何も説明がないし、症状についても思い当たることが全くないので、失礼ですがとても不信に感じています。言ってしまえば、きちんと見たのかと疑ってさえいます。」
と訴えた。
保健士は、
「1歳半のお子さんは個人差があって、2歳になって急に言葉が増えるとかもあるんですよ。根気よく見ていきましょう。私たちも定期的に家庭訪問しますから」
とますます励ました。
私は何度も何度も同じことを訴えたが、自分の気持ちが全く伝わらないことに物凄い憤りを感じ、ついに涙がこぼれてしまった。
保健士は「母親も情緒不安定」と記入し、私たちはすっかり問題親子となってしまった。
これ以上何か言うとますます要注意になってしまうと思い、お腹から湧き上がる憤りを息と一緒に吐き出し、震えながら立ち上がった。
お礼を言って会場を出るとき、ヤマピはみんなに元気よく「バイバイ」と言って手を振った。
私たち親子は慎重に経過を観察されることになり、早速その日の夕方電話がかかってきて、今後の話をされた。
ヤマピのことは、曲がりなりにもそういう診断をされたのだから、金沢の発達外来を受診し、それなりの対応していきたいと思っているが、正直言って検診での対応には未だ納得ができずに悔しくて悔しくて仕方がなく、気持ちの整理ができずにいる。
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くんたΩ さんより |
コメントアリガチョフにございます! 悔しくて悔しくて、胎教に悪いと思いつつ悶々とする日々だったので、共感をいただけて心救われました!
★えりこサマ★ 最終的に問題なければいいでは、今の私の気持ちは済まない感じなんですよ~(><)どうしてくれようかと、夜な夜な作戦を練る毎日です。とにかく信頼も納得もできないから、2歳検診も家庭訪問もお断りしたいけど、むやみに断るとまた問題視されるだけだから、上の人と話をして筋を通して断ろうかと・・・。本当に悔しいと人は冷静になるものだなぁと思います。
★ちゅちゅぺサマ★ 疑っているなら、疑っていると言ってほしいですよね。障害があってもなくてもわが子に変わりはないんだから、疑わしいから今後どうしたらいいかっていうアドバイスをくれるとかしてくれないと、勝手に診断して方針を決められたんじゃ、親の信用が全くないのかと思っちゃいますよね。親を見て、こいつじゃダメだと思ったのか!?と。そう思ったのなら、夫や実家と連絡取るなどするくらいの気持ちで、行政には母子を見守ってもらいたいです。 |
at 2011-01-17 13:17
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ちゅちゅぺ さんより |
こんにちはお久しぶりです。 ご懐妊おめでとうございます♪いつ聞いても自分のことのように嬉しくなるものです。
ところで今回の件、私も似たような経験が長男のときありました。 3歳時の検診の時だったはずですが、あからさまなのにはっきり言われずその後も電話訪問みたいな感じで何度かきました。 検診時「障害とか疑ってるんですか?」と質問すると「決してそうは言ってません。いろいろな可能性を考慮して・・・」とか言われた気がします。 親としてはものすごく不快ですよね。 くんたさんのお気持ちがよく分かります。 2~3分だけの面談で何もかもを見抜いたような判断は許せないです。 今現在、息子は特別な障害はないです。ただ、元気過ぎて手を焼いてはおりますが・・・。 お子様と毎日を共にしている自分を信じてあげてください。 |
at 2011-01-15 21:44
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えりこ さんより |
なんでも障害に結び付けようとする保健師がいるとは聞いたことがありましたが・・・うわあ、悔しいですね! 私だったら暴れるかも(爆)←逆効果でしょうか。 くんたさん、言葉を選んで冷静に対応されていて感心します。 でも最終的に、問題ないです、と医師に言ってもらえればそれでいいことですよ。 その後、一言文句を言いに行きたいところですね・・・。 |
at 2011-01-15 17:23
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