失礼な家族たち |
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昨夜、ママがなっちゃんをお風呂に入れていると
通りかかったパパが、ふと
「なっちゃんの背中は おやじの背中 みたいだな。」
と言った。
なぜ「おやじの背中」なのかは追求していないので
意味不明だ。
しかしまだ生後半年もたたない愛娘の背中を
おやじ呼ばわりするのはどうかと思う。
そういえば、以前はなっちゃんを『虫』呼ばわりしたのも
パパだった。
そう、このパパ、結構失礼 だったりする。
我が家では外出しようと決めてから
実際出かけるまでが一大事。
子供たちの着替え、なっちゃんの授乳、大人の着替え、
ママのお化粧、かず君のお茶等々持参するものの準備など。
この間、めずらしく子供の準備をする前にママがお化粧を済ませた。
そしてパパがかず君の着替えを担当し、ママはなっちゃんの準備。
すべて整ったところで、ママの顔を見てパパが一言。
「いいよ、お化粧してきて。」
え・・・、それ冗談で言った?
ここのところママは右肘も腰も痛いけれど、
パパの一言で胸までが痛くなった。
こういうデリカシーのなさは遺伝するのだろうか。
子供達だって失礼だったりする。
かず君はママのTシャツをめくり上げ、
お腹をぺちぺちとたたきながら
嬉しそうに
「ぱんぱん、ぱんぱん」
と言う。
誰か、そんな事教えた?
なっちゃんに至っては、寝ぼけているのか
一緒に横になっておっぱいをあげようとしたら
ママのお腹に吸い付いてきた。
この家族、一体どうなっているのか。
健気に耐え忍ぶママには味方がいない。
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ちゅう |
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ここ丘の上も一気に涼しくなってきた。
秋なのだろう。
日の光があたってきらきらと輝く青い海を見ていると、
つい季節感も失せてしまう。
(秋刀魚もないし…。しつこいか。)
ここ一日二日、かず君のご機嫌がよろしくない。
雨後の竹の子のようににょきにょき生えてきた歯のせいか、
それとも Jack君の襲来によるストレスなのか。
そんなかず君も、ふと優しい表情を見せるときがある。
もちろん、なっちゃんと一緒にいる時だ。
そしてなぜか、かず君はなっちゃんに 『ちゅう』 をするようになった。
思い立ったようになっちゃんに接近していくかず君、
なでなでをするのかと見ていたら、
なっちゃんの頭やほっぺにキスしているではないか。
それも、例のとろけそうな笑顔で。
きっとパパやママがやっていることを真似しているのね。
その後、ママが 「ママにもちゅうして。」 とほっぺを出してお願いしても
「にゃだ!」
と横を向いてしまう。
何度お願いしても同じ。
かず君のキスは、どうもなっちゃんだけのものらしい。
パパときたら、相変わらず「パパ」とさえも呼んでもらえていないから、
まぁ、キスしてもらえないママは、まだ良い方だと我慢しよう。
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霧の朝 |
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昨日は珍しいお客様の来訪で
更に賑やかさを増した我が家。
東京に住むママの弟が、
サンフランシスコ出張の途中に
立ち寄ってくれたのだ。
かず君はトトロの大きなぬいぐるみをもらってご満悦。
トトロの大きなお腹と自分のお腹を むんっ!と
つき合わせてきゃっきゃはしゃいでいた。
なっちゃんにも可愛いオルゴールつきのぬいぐるみや
お洋服のセットをいただいた。
ママにはとらやの羊羹。
なんて出来た弟だ!
しかも姉のつくった夕ご飯を「おいしい」なんて言う。
泣かせるなぁ…
(期待してなかっただけかもしれないけど。)
ところでこの弟、小柄な両親とチビの姉に似ず、
とにかく縦にも横にも でかい。
育ち盛りの時期をハワイで育ったせいか
お相撲さんのような体格なのだが、
子供たちにはとっても優しい。
始めはその体格にびっくりして凍りついていたかず君も、
すぐに笑顔になって、おじさんとかくれんぼを始めた。
おばあちゃんとおじさんとパパとママ。
かず君はうれしくてうれしくて、とうとうお風呂も入らずに
くったりと寝てしまった。
そしたらパパまでぐーぐー寝てしまって、
なっちゃんのお風呂も朝まで延期。
さぁ、今日の朝は忙しくなるぞ。
土曜日早朝の丘の上には霧が立ち込めていて、
とても涼しい。
皆が起きてくる前にちょっとお庭に出てみようか。
深呼吸をしたら気持ち良さそう。
今日一日の気合を入れてこようっと。
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パパにありがとう |
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先週末は、家族4人になって初めて我々だけで過ごす週末になった。
平日、延々と続く子供の相手に少tし疲れ気味だったママに、
「いつものStarbucksへ行って、一人でお茶でもしてきていいよ。」
とパパが言ってくれた。
結局お家のことをやっていたらお茶の時間はなくなってしまったが、
それでもパパの心遣いがとても嬉しかった。
なっちゃんがいるので長くはお家をあけられないママにかわり、
かず君を抱っこして、買い物リスト片手に町へお買い物に出てくれるパパ。
私が自由に家事ができるよう、かず君の相手をずっとしていてくれたパパ。
夜中、みんなが寝静まってから子供たちのビデオの編集を一生懸命してくれているパパ。
土曜日には、かず君生まれて2度目の散髪をしてくれた。
お庭にハイチェアを出して、かず君をシャボン玉でご機嫌とりつつ何とか成功。
きっとパパにとっては休まることのない週末になってしまったんだろうな、
と申し訳なく思う。
子供たちの検診等々に対応するため、今年の有休は大事にとっておくことにした。
だから今年のパパには夏休みがない。
でもパパは文句ひとつ言わずに毎朝会社へ出かけていく。
今日はそんなパパに心からお礼を言いたい。
結婚してからまだ2年に満たないが、十分パパの優しさは分かっているつもり。
今週末は、そんなパパを再確認したような気がする。
いつも、ありがとう。
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おじいちゃん達の帰国 |
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昨日土曜日、私の両親が予定通り日本に帰っていった。
滞在中大した外出や気晴らしもできず、
ただひたすら1歳の孫の相手と家事をしてくれた。
お陰で私は産後の体調回復と、
なっちゃんの世話に専念することができた。
時差ぼけをなおす暇すらなくて随分と疲れただろうに、
日に日にワイルドになっていくかず君を、延々と相手してくれた両親。
産後少しブルーだった私を、見て見ぬふりしながらもいたわってくれた両親。
始めはお互いペースが合わなくて、やはり難しい短期間同居のスタートだった。
それでもやはり親の方が一枚上手で、
最後はわだかまりなく三週間同居を終えることができた。
にぎやかなおじいちゃん、おばあちゃんの声が消えて、寂しくなった我が家。
昨日のお昼過ぎ、ちょうどおじいちゃん達の飛行機が離陸する頃、
何故かお昼ご飯中のかず君が急に泣き出した。
何が気に食わないのか、パパやママには理由が分からない。
多分かず君には分かっていたんだね、
おじいちゃん達がもういなくなってしまったことを。
朝起きたときから例の上目遣いでいじけるポーズをしたり、
泣きそうになったりしていたな、と今更のように思い出す。
夕方になって、パパがかず君をビーチに連れ出してくれた。
なっちゃんもすやすや寝ていたので、久しぶりにお庭の水撒きをした。
暑い中両親が植えていってくれた花が、上手に根付いて可憐に咲いている。
夕暮れに映える花たちを見ながら、つい涙が出てしまった。
もっとちゃんとお礼を言えばよかった。
反省とも、後悔とも思える複雑な心境。
(これも産後の情緒不安定が起因しているかも。)
この年になっても、親だと思って当然のごとく甘えてしまう自分。
恥ずかしいかぎりだ。
今度会える時には、もっと優しい言葉をかけてみよう。親孝行してみよう。
もう決して若くない両親の顔を思い出しながら、そう思った。
今朝目が覚めて、なっちゃんにおっぱいをあげながらふと窓の外を見たら、
母が痛くお気に入りだった孔雀2羽が、丸い目でじっとこちらを覗き込んでいた。
次回両親が来る時にも孔雀たちが姿を現してくれるよう、
今から餌付けしてしまおうかと思っている。
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ママの進化 |
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なっちゃんの出産から、もうすぐ2週間。
随分とお腹の傷の痛みも薄らいできて、
前かがみにそろそろと歩いていたのが
普通の姿勢に戻ってきた。
そしたら今日の朝、パパから
「ネアンデルタール人からホモサピエンスになったね。」
とコメントをもらった。
着々と進化はしているものの、
パパの目には「猿人」としか映っていないのか、私は。
そういえば、出産前に意気込んで買ったワンピースも、未だ自信がなくて袖をとおしていない。
出産前の体重には殆ど戻っているのに、何故かお腹がぷっくり。
応援に来ている母には「なんだ、腹帯しているのかと思った。」と言われるし、
パパからだって「第三子の予定日はいつ?」なんて言われちゃうし。
出産直後のママをいたわってくれるどころか、皆で寄ってたかって苛めている。
でもちょっぴり反省したのは、最近かず君の相手と妊娠が重なって
ますます自分の身なりに気を遣わなくなってしまったこと。
子供たちがいるから、お化粧もあまりしたくないし…。
(去年おろした口紅がまだ沢山残っているのは、そういうこと。)
夜にうるさいだろうと、髪の毛はドライヤーもかけずに自然乾燥した後しばったまま。
毎日同じTシャツとゴムウェストのパンツを着まわして…。
(あら、以前にも同じようなことをブログに書いたような気が…)
いかんなぁ。
これではせっかくの「松嶋菜菜子」の名が泣く。
そろそろ古代博物館からは卒業できそうだが、
芸能界復帰はもう暫く先のことになりそう…
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