おにいちゃんといもうと
シャーロット・ゾロトウ作
2013年7月日本翻訳初版
十年以上先の自分自身へ。
十何年、経過後、私は何をしていますか?
子育ても終わって、子どもは巣立っている?
仕事はまだ続けているのかな?
子育てに追われていた頃のこと
懐かしく思い出したりする?
兄弟げんかばっかりしているのに
いっつもいっつも、二人で一緒にいた、はつくんとまりちゃんの
幼い頃のこと。
その後、二人が成長していく中で、色々あったでしょう?
だから、3歳&6歳の二人の日常なんて、遠い昔に感じるかな?
それなら、この絵本を読んでみて
我が家の日常を、カーテンの陰から、覗いて、
絵本を描いたんじゃないか・・・
そう思えるほど、はつくんとまりちゃんの
二人が、そこにいるの。
はつくん&まりちゃん自身もそう思ったらしく(笑)
はつくんが絵本を読んであげていたら
いつの間にか「自分の」台詞は「自分で」読みながら
二人で、台本のように読んでいた。
「あるところに、いもうとをからかうのが
だ~いすきな おにいちゃんが いました」
そんな風に始まるお話。
「うわ~ん」と泣く、妹の表情も
いじわるしちゃうぞ~・・と、本当はそんなことしないのに
そんなことばっかり言う、お兄ちゃんの
「いっしっしっ・・・」と笑う表情も、そっくり。
ありありと、この、忙しくて、楽しくて、てんてこ舞いの
日常を思い出せるはず!
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